【医療】奈良妊婦死亡:搬送先探し、診断不正確で遅れか 奈良・大淀病院[1020]

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奈良妊婦死亡:搬送先探し、診断不正確で遅れか

 奈良県大淀町立大淀病院で意識不明となった妊婦が搬送先の大阪府内の病院で死亡した問題で、同県立医科大
病院(橿原市)から搬送先を探すよう求められた府立母子保健総合医療センター(同府和泉市)が、府内の7病
院に受け入れを拒否されていたことがわかった。同センターには、妊婦が子癇(しかん)発作であると伝えられ
たため、それに対応できる病院を探したと証言している。同センターは「脳内出血と正確に診断されていれば、
別の病院に打診し、もっと早く搬送先が見つかったはず」と指摘。大淀病院で「脳内出血」と診断されなかった
ことが、転送先の決定を遅らせた可能性がさらに強まった。

 この問題では、県立医大病院を含め、少なくとも奈良県内で2カ所、大阪府内で17カ所の計19病院が受け
入れを拒否。これまで県立医大病院が大半の病院に打診したとみられていたが、一部を同センターが担っていた
ことになる。

 同センターの末原則幸・産科部長によると、8月8日午前2時半ごろ、大淀病院の依頼で搬送先を探していた
県立医大病院から受け入れ打診の電話があった。「頭痛があり、子癇発作らしい」との内容だったが、脳内出血
の可能性を示す症状の説明は一切なかった。同センターは満床だったため、要請を断った。

 医大病院から「一緒に探してほしい」と求められたため、府内で受け入れ先を探した。しかし、満床や人手不
足などの理由で7病院に拒否され、同4時半ごろになって、国立循環器病センター(同府吹田市)に決まった。
妊婦は同6時ごろ到着し緊急手術を受けたが、8日後に死亡した。

ソース:
http://www.mainichi-msn.co.jp/shakai/wadai/news/20061020k0000e040067000c.html