【奈良妊婦死亡】新聞掲載の朝、県職員「知事定例会見の前でなくてよかった」と笑顔で

鹿笛：出産間近の妊婦が意識を失い、県内に引き受ける病院がなくて…　／奈良

　　出産間近の妊婦が意識を失い、県内に引き受ける病院がなくて、命を落としたという記事が新聞に載った朝。
　　ある県庁職員から「記事が（前日の）知事定例会見の前でなくて良かった」と笑顔で話しかけられ、がっかりした。
　　記者にとって月２回の定例会見は、多忙な知事と確実に話ができるチャンス。
　　だが内容をインターネットで公開しているので、県民に積極的に知られたくない話題は、出来るだけ避けたい心理が働くらしい。
　　会見が近付くと職員はピリピリし、知事にどんな質問をしたいのか、それとなく聞いてくる。
　　奈良で出産するのはやめようかと思うほど、背筋の寒くなる記事でも、立場が違うと……。（松本）

毎日新聞　2006年10月19日
http://www.mainichi-msn.co.jp/chihou/nara/news/20061019ddlk29070673000c.html

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