★<福岡いじめ自殺>男子生徒、小学5年からいじめ受ける
・いじめを苦に自殺した福岡県筑前町立三輪中2年の男子生徒(13)が、小学5年の時から
いじめを受けていたことが分かった。自殺の直前まで男子生徒から相談を受けていた
同級生2人が16日に生徒の両親らに伝えた。いじめは小6になっていったん収まったが
中学になって再発し、男子生徒を追い詰めた。心配する同級生に、男子生徒は「親が
心配するから」と口止めしていたという。
男子生徒の祖父によると、男子生徒は小5のころクラスの雰囲気を明るくしようと、
教室内でよく友人を笑わせようとしていた。しかし、そのためばかにするようなあだ名を
付けられ、中学校では「目障りだ」などと言われたり、机に「バカ」と書かれたこともあった
という。
男子生徒の父(40)は17日に「わが家で一番大切な希望を奪われました。なぜ、息子は
狭くて暗い倉庫で、一人で命を絶たなければならなかったのか。私たちは知りたい」「それを
することが、いじめなどにより、二度と同じ悲劇を繰り返さない、そして、二度と同じ家族を
作らないことだと信じます」などとするコメントを出した。
一方、福岡県筑前町は17日、調査委員会を設置することを決めた。同日あった町議会
全員協議会で手柴豊次町長が報告した。調査委員会は教育委員やPTAら10人程度で
構成され、関係者から順次、事情を聴く方針。
同協議会には中原敏隆教育長らが出席し、中原教育長は男子生徒が自殺するまでの
経緯について「他の生徒が男子生徒を無視したことや、前担任の言動が自殺の要因に
なった」と説明したという。町には17日現在で学校や教育委員会を批判するファクスや
メール、電話が3000件近く寄せられている。
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20061017-00000127-mai-soci