福岡県筑前町の中学2年の男子生徒(13)がいじめを受けたという遺書を残して自殺した問題で、
ほかの生徒が、亡くなった生徒の机の上に「バカ」と落書きしていたことが17日、わかった。
また、生徒は「おまえは目障りだから向こうに行け」などと、言葉によるいじめを受けていたという。
生徒の祖父が同日、報道陣に明らかにした。祖父は、「『うざい』とか『きもい』とか、
『お前は目障りだから向こうに行け』だとか、そんなことを言われていた。机にバカと書かれたりも
している」と話した。バカと書かれた時期ははっきりしないとしながら、自殺のあとだった可能性が
あるとして「普通なら花一輪置くじゃないか。情けない」と語った。
祖父によると、亡くなった生徒は言葉のいじめを受けていることを友人に打ち明け、
メールでのやり取りもしていた。
友人は親や教諭に相談するよう勧めたが、生徒は「親が心配するから、自分でどうにかするから、
心配せんでいい」と話し、他言しないように伝えていた。生徒は、両親にはこうした内容を
伝えていなかった。
友人は、口止めされていたためいじめの事実を明かさないでいたが、自殺が起きたあと、
友人の親がただしたのに対し、語り始めた。
http://www.asahi.com/national/update/1017/SEB200610170012.html