・人気が衰えない携帯用ゲーム機「ニンテンドーDS Lite」。その人気商人をめぐり、現代版
「ベニスの商人」とでも言うべき事態が発生した。
舞台は、ヤフーオークション(通称ヤフオク)。先月18日、「ニンテンドーDS Lite ジェットブラック」の
新品が出品された。ところが、その出品物は「ビス、蓋等、外せるものはすべて外し」た「本体のみ」。
そして、"本体"以外の"付属品"(中身)も必要な場合はさらに16999円を払って、というのだ。
ところが、"付属品"と称した中身等はいらないという人物が、「本体のみ」を560円で落札したから
大変。落札者はすでに入金も完了、賞品の到着を待つだけの状態になっているが、今月5日の
時点でも商品は届いてないらしい。
それもそのはず。もしその"本体"だけを落札者に引き渡すことになったら、出品者は自らの手で
16800円もする「DS Lite」を破壊する必要があるからだ。出品者もさすがにそれはイヤなのか。
入札者に対して"付属品"も買い取るよう要求しているが、落札者は全く応じていない。
なぜこんなことが起きたのか。ジャーナリストの一人は「最近は、手数料を節約するため、出品物の
価格を安くし、手数料のかからない付属品を高価にするやり方が流行っているんです」と解説。
「出品者が払うヤフオクの落札手数料は落札金額の5%。出品者も、まさか壊れたDS Liteが欲しいと
いう人がいるとは夢にも思わなかったのでしょうね。落札者の方も壊す必要があると分かってやって
いると思います」と苦笑する。
ある弁護士は「出品者はDS Liteを壊したくないなら、合意契約を落札者に早く申し出るべきですね。
一方的な契約解除は相手に非がないとできませんので、落札者が応じるかどうかは分かりませんが
早く内容証明を送って『履行しない』の意思表示をし謝罪した方がいい。一番安上がりな方法は、
壊れたDSを送らなかったことに対する損害賠償をすることです」とアドバイスする。(一部略)
※夕刊フジより。有志によるキャプチャ:
ttp://up.spawn.jp/file/up43408.jpg ※別ソース:
http://internet.watch.impress.co.jp/static/yajiuma/ ※前:
http://news19.2ch.net/test/read.cgi/newsplus/1160307947/