【社会】通勤ラッシュの力で発電−JR東日本が東京駅で実験

このエントリーをはてなブックマークに追加
1依頼@不思議な生き物 モーラφ ★

通勤ラッシュのエネルギーで発電―。JR東日本は16日から東京駅で、
乗客が改札を通る際の振動で電気を起こす「発電床」の実験を始める。
「乗客が歩く力だけで自動改札機を動かすのが目標」(同社)といい、
新たなクリーンエネルギー活用の試みとして注目される。

同社によると、発電床は音楽用のスピーカーと同じ原理で、スピーカーとは
逆に乗客が床を踏む振動から電力を取り出す仕組み。
同駅丸の内北口の自動改札の通路6カ所に設置する。

1人が改札を通過するごとに約70―100ミリワットを発電、
改札脇に設けるパネルで実際の発電量を表示する。1日約70万人が
利用する東京駅の全改札に設置したとしても発電量は100ワット電球が
10分程度点灯する約70キロワットにとどまり、発電効率の向上が大きな課題だ。

実験は12月中旬までの2カ月間。将来は乗客が多いターミナル駅で
自動改札機や案内表示、照明などの電力を賄えるよう研究を進める。

JR東日本は「通勤ラッシュという未利用のエネルギーを活用し、
環境にやさしい駅づくりを目指したい」としている。

サンスポ
http://www.sanspo.com/sokuho/1007sokuho043.html