【海外】量子コンピュータ実現へ一歩 原子と光で情報伝達成功 コペンハーゲン大とマックス・プランク研究所など[10/06]

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1原子心母φ ★
量子コンピュータ実現へ一歩 原子と光で情報伝達成功
2006年10月05日23時42分

 情報を瞬間移動させる「量子テレポーテーション」を光と原子の間で成立させることに、欧州の研究者が成功
した。現在のコンピューターの限界をはるかに超える超高速演算が可能な「量子コンピューター」の実現につな
がる成果だ。5日発行の英科学誌ネイチャーに発表した。

 デンマークのコペンハーゲン大とドイツのマックス・プランク研究所などのグループがセシウム原子を使って
成功した。これまでは光と光の間や、原子と原子の間で、コンピューターでの情報に相当する「量子力学的な状
態」の伝達に成功していたが、光と原子の間で成功したのは初めて。

 量子コンピューターでは、原子の集まりが情報を蓄えるメモリーやディスクの役割を、光が情報を伝える役割
をすることが想定されている。今回の実験で、両者が「接続」できることが示された。

 古澤明・東京大助教授は「量子コンピューター実現に向けた非常に重要な成果だ」と話している。

ソース:
http://www.asahi.com/business/update/1005/162.html