【医学】抗がん剤の効果回復 薬剤耐性遺伝子「RPN2」を抑制 国立がんセンター研究所[09/22]

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1原子心母φ ★
抗がん剤の効果回復 薬剤耐性遺伝子を抑制

 抗がん剤が効かなくなる耐性をがん細胞に持たせる遺伝子の1つを国立がんセンター研究所のグループが特定、
この遺伝子の働きを抑え抗がん剤の効き目を回復させることで、マウスに移植した人の乳がん組織を大幅に縮小
させる実験に成功した。

 乳がん患者の半分は、初めから抗がん剤が効かなかったり治療を続けるうちに効かなくなって再発したりする
ケースとされ、薬剤耐性の克服は大きな課題となっている。

 今回の手法は、薬剤耐性がんの新たな治療法につながると期待される。成果は横浜市で開かれる日本癌(がん)
学会で30日発表する。

 同研究所の落谷孝広がん転移研究室長らは「RPN2」と呼ばれる遺伝子が、がん細胞の内部から外部へポン
プのように抗がん剤をくみ出すタンパク質の働きを調節していることを発見した。

 RNAの断片を細胞に入れ遺伝子の働きを抑えるRNA干渉という手法を用い、マウスに移植した薬剤耐性乳
がんでRPN2が働かないようにしたところ抗がん剤が劇的に効くようになり、直径5ミリあったがんが7日間
で1ミリ以下に縮小した。

 RNA断片はコラーゲンの一種と絡ませ微小粒子にして細胞に入れた。

 肺がん細胞でも同様の効果が確認され、落谷室長は「人での安全性を確かめた上で、さまざまながんで治療法
の確立を目指したい。抗がん剤の投与量を減らし副作用を軽減する効果も期待でき、患者によっては外科手術が
不要になる場合もありそうだ」と話している。

 研究は大阪府立成人病センター研究所と医療機器メーカーの高研(東京)と共同で行われた。

ソース:
http://www.chunichi.co.jp/00/sya/20060922/eve_____sya_____006.shtml
2名無しさん@6周年:2006/09/22(金) 22:24:57 ID:XsMcamXw0
睾丸罪
3名無しさん@6周年:2006/09/22(金) 22:26:09 ID:t2jPxZex0
吐き出し蛋白抑制か
4名無しさん@6周年:2006/09/22(金) 22:34:07 ID:ZNp7ODSZ0
固形癌の薬剤耐性遺伝子がひとつとは限らない
縮小はできても消滅は無理だと思うが
5名無しさん@6周年:2006/09/22(金) 22:41:52 ID:+OZhruHV0
おお。いよいよ癌との共存が見えてきたな。
次の世紀には完治する病気になりそう。
6名無しさん@6周年:2006/09/22(金) 22:46:29 ID:Qp7KysOP0
正常細胞には影響小さいのか?
7名無しさん@6周年:2006/09/23(土) 11:23:17 ID:AdGAo2hf0
P-糖タンパクはどうした?
8名無しさん@6周年:2006/09/23(土) 15:35:56 ID:MTQafLem0
>>4
縮小するってことは癌細胞が抗がん剤で殺されてるってことだろ?
なら消滅が無理とは言えないんじゃないか?
抗がん剤存在下でさらに時間を置いたときにまた増殖するかどうか確かめる実験が必要だな。
9名無しさん@6周年:2006/09/23(土) 17:48:00 ID:l40oV17/0
すげー
10名無しさん@6周年
RNAiも治療に使われる様になったか。
技術の進歩は凄まじく早いな。