★仙台発4人組アイドル、正義熱唱 DV防止・エコライフ訴え
・アニメヒロインをイメージさせるコスチュームで、仙台を中心に活動している女性ボーカル
グループ「ソウルメイト」が、注目を集めている。格好はド派手なコスプレだが、ドメスティック
バイオレンス(配偶者や恋人からの暴力被害、DV)や環境問題などのメッセージソングを
歌う「社会派」アイドルだ。仙台では数少ない、地元を拠点に活動する「地方発アイドル」として、
自治体の啓発イベントなどにも活躍の舞台を広げている。
メンバーは、リーダーのアヤコ(本名・菊地亜矢子)さん、みどり(小林みどり)さん、あんべ
(安倍由芙子)さん、いずみ(三浦いずみ)さんの4人。いずれも20代で、宮城学院女子大の
同級生だ。在学中の2000年に結成した。
当初は恋愛や両親への感謝の気持ちをテーマに歌っていたが、仙台市から「DVの歌を作って
みないか」と誘われ、路線を変更。コスチュームも「悪と闘う正義のヒロイン」を念頭に置いて、
特撮戦隊シリーズや宝塚歌劇団を参考に独自にデザインした。
DVをテーマにした「ストレングス」は、カウンセラーらから被害実態を取材して作った。
「眠ってた勇気を呼び覚まそう」と励ます歌詞をバラード調の曲に乗せ、ライブでは「元気を
もらった」などの反響がある。
「エコバック・ウキ☆ウキ」は「親の世代のロックをイメージした」(みどりさん)曲調で、環境に
優しいエコバッグを使って「エコライフを目指そう」と繰り返すさびが印象的だ。
市男女共同参画推進センター「エル・ソーラ仙台」の小林弘美管理事業課長は「セクハラや
性暴力の講座で彼女たちのCDを使っている。言葉が伝わってくる歌で反響が大きい」と言う。
グループの総合プロデュースを担当するみどりさんは「『チャラチャラした衣装で何を歌ってる』と
思う人もいるかもしれないが、こういう格好だからこそ人の目を引きつけメッセージを伝えられる」
と笑顔で話す。(一部略)
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20060919-00000016-khk-toh ※画像:
http://www.kahoku.co.jp/img/news/2006/20060919003jb.jpg