飲酒当て逃げの大分県主幹、懲戒で停職6カ月、降格も
大分県は19日、飲酒運転して当て逃げ事故を起こした土木建築企画課主幹の女性職員(44)
=大分簡裁が罰金30万円の略式命令=を20日から停職6カ月の懲戒処分とし、
課長補佐級から係長級へ降格させた。
この事故をきっかけに設けた「飲酒運転は原則として免職」とする新しい処分基準も同日発表したが、
その適用は見送った。土木建築部長(57)ら上司の幹部職員3人は戒告処分にした。
主幹は2日午後11時ごろ、酒を飲んで乗用車を運転中、
大分市の県道で中央分離帯の電灯柱などにぶつかったが、警察に届けずに逃げた。
道路交通法違反(酒気帯び運転、当て逃げ)の罪で14日に大分簡裁で略式命令を受けた。
新基準では、飲酒運転での死亡事故や人身事故は「免職」。
物損事故の場合は「免職または停職」だが、当て逃げや、ひき逃げなら「免職」となる。
県人事課は主幹への処分について「新基準を事故発生時にさかのぼって適用はできないが、
可能な限り最も重い処分にした」としている。
朝日新聞 2006年09月19日11時53分
http://www.asahi.com/national/update/0919/SEB200609190002.html