【経済】 日本の円、英ポンドに抜かれる…外貨準備で4位に転落★2

このエントリーをはてなブックマークに追加
397名無しさん@6周年:2006/09/14(木) 03:27:40 ID:eMhVP+tI0
>>396
別にマネー経済が今ほどでかくない第二次大戦前の時代でも、もっと言っちゃうと第一次大戦前の
時代でも、通貨への投機攻撃はありましたし、とてつもない影響力を持っていましたよ。
例えば、レンテンマルクの話とかね。

君は、金融がわからないから、何か恐ろしい怪物のように捉えているんじゃないかな。
で、その辺のインチキライターが書き散らかした国際化とかマネー経済の膨張とかって単語を、
連ねて説明したつもりになってるだけに見えるんだよね。

確かに為替レートは、中期的には金利差を裁定するように変動するけどね。
裁定取引自体は別に悪いことじゃないでしょ。変な不確実性をどんどん解消してくれてるわけだし。
398名無しさん@6周年:2006/09/14(木) 03:43:12 ID:/wlKai5u0
>>397
> 裁定取引自体は別に悪いことじゃないでしょ。
> 変な不確実性をどんどん解消してくれてるわけだし。

不確実性を解消するはずの手段が、
逆に全力売買で相場を祭り化する武器になってしまってるわけだな。
日常的お祭り相場と化した背景に、マネー経済の膨張を指摘しなきゃならんと思う。
399名無しさん@6周年:2006/09/14(木) 04:42:49 ID:2ElKLMAv0
リスク分散しまっくてるわけだが
400みみかもえらー ◆MG64yE6TCE :2006/09/14(木) 04:49:58 ID:ilhDzp1c0
EUはいっててポンドってずるー。さすがイギリス。
401369:2006/09/14(木) 07:34:31 ID:0gUyNrOv0
>>373
それも追加、EU統合して急に価値あがったから
安心感も大きな要素だと思う。
韓国が一人当たりGNI3万ドルこせば市場統合してもいいが
現状では夢のまた夢。
402名無しさん@6周年:2006/09/14(木) 07:39:24 ID:qlPZJwRp0
外貨準備高がひとつの経済指標として経済力を表すことは何となく素人でも理解できるが、
外貨準備高が多いこと自体はその国にとって何の意味が有るの?
403名無しさん@6周年:2006/09/14(木) 07:47:24 ID:rSIca5kM0
経済力による影響力は完全に低下してしまった。

日本は単に金があるということでちやほやされることはないのだが

金があまりなくても、エレガントに暮らすことはできるもんさw
404名無しさん@6周年:2006/09/14(木) 07:58:27 ID:x591n+nB0
そのうち紙くずになる
405名無しさん@6周年:2006/09/14(木) 10:29:57 ID:eMhVP+tI0
>>402
固定相場制の国では自国通貨の価値を、他国の通貨との交換を保証することで維持しているので
外貨準備高は重要だけど、変動相場制の国ではそれをしていないので、外貨準備は不要。
経済力を現しているのではなく、単に「外為介入で自国通貨売りをしたよ」という事をあらわしている
に過ぎない。
406名無しさん@6周年:2006/09/14(木) 10:31:57 ID:yJTFXsJb0
ポンド高すぎ。食料品とかは許容レベルだけど、レストランやホテルとかの
観光客向けのサービスは旅行者にとってつらい
407名無しさん@6周年:2006/09/14(木) 10:52:54 ID:qlPZJwRp0
>>405
あり。

もうひとつ。 超素人の疑問。

外貨を準備してるのは政府・政府系金融機関(日銀だけ?)なの、日本に限らず。
民間の商社とかが決済用に用意している分も含まれるの?
408名無しさん@6周年:2006/09/14(木) 11:07:33 ID:eMhVP+tI0
>>407
外貨準備というのは、政府・日銀が保有している外貨資産を指す言葉です。
ただ、日銀保有外貨は、準備金とはちょっと違うかも。

市中銀行も含め、民間が保有している外貨資産の増減は、フローでは「資本収支赤字」で捉えられます。
2003年のような極端に大量の外為介入をすると、経常収支黒字なのに資本収支も黒字なんて事が
おきてしまいます。

外貨準備というのは、固定相場制の交換比率を、国として保証するための原資ですので、民間が保有
しているものを含まないのは当然です。そして、変動相場制に移行したことで、既に交換比率の保証を
しなくなりましたので、外貨準備自体が不要です。
409名無しさん@6周年:2006/09/14(木) 11:49:46 ID:qlPZJwRp0
>>408
あり。
訊いてみるもんだな。 ひとつ賢くなったよ。
410名無しさん@6周年:2006/09/14(木) 18:04:29 ID:/wlKai5u0
>>405 >>408
> 外貨準備は不要。
> 外貨準備自体が不要です。

念仏の時間ですか。信仰心厚いですね、
・・・どこにこんな現実があるんだよ。w
411名無しさん@6周年:2006/09/14(木) 23:21:37 ID:qK/lNr1V0
実はイギリスは途方もない勝ち組だったのか。
412名無しさん@6周年:2006/09/15(金) 00:46:46 ID:ID0cMsi30
>>410
はいはい。それでは、あなたは外貨準備が重要だという事を説明してみてください。
413名無しさん@6周年:2006/09/15(金) 01:07:58 ID:MwzjOkJR0
>>412
おまいの信仰する理論では不合理な現実があったら、
釈明が必要なのは現実のほうなのかよ。
変動相場制ではレートが動くに任せれば良いから外貨準備は要りませんっていう
おまいの御託宣に従ってる国がどこにあるんだよ。
逆だよ。現実にぶつかって宗教脳を矯正すること。それがおまいの問題だ。
414名無しさん@6周年:2006/09/15(金) 01:41:27 ID:/MuG34Pi0
ユーロに加盟しないで、一国でEUとはりあっている英ポンド
かっこいい(*´д`*)
となぜか思った。
415名無しさん@6周年:2006/09/15(金) 01:43:00 ID:ID0cMsi30
>>413
あのさ。

俺は「介入原資」としての必要性は否定していないよ。

「外貨準備が経済力を現す」という過去の常識が今は通用しないこと。
外貨準備はもともと固定相場制で交換レートを保証するための存在であったが
現在では交換レートの保証をしていないので、その意味では不要であること。

という事を言っているつもりなんだけどな。
つーか、君は宗教だとか何とか言ってレッテル貼って文句を言っているだけで、な
んらこのスレッドに貢献していないね。


ところで、外貨準備にはSDRが含まれている。SDRってのはIMFへの出資金。
IMFは固定相場制の国が外貨準備不足を起こした時に、国際的に資金余剰が
ある国が助けてあげる事で、通貨危機による混乱を避けましょうという組織。

アメリカがどんなに経常収支赤字になろうと、IMFから援助を受ける必要が無いのは
アメリカが変動相場制だから。全て資本収支黒字でファイナンスできている。

アルゼンチンが外貨準備不足を起こした時、一旦はIMFのお世話になりながら、
自発的に事態を改善する姿勢を見せなかったために、2度目の外貨準備不足の
際にIMFにお仕置きされて対外デフォルトをしてしまったのは、アルゼンチンが固定
相場制だったから。
416名無しさん@6周年:2006/09/15(金) 01:52:07 ID:MwzjOkJR0
>>415
固定レートはべつに固定するために固定してんじゃないよ。
ある程度の水準が最低限国民経済の健全な進行のために
(欲を言えばより有利な進行のために)必要だから固定するんであって、
変動相場制下の介入も同じ理由だ。
417名無しさん@6周年:2006/09/15(金) 02:13:38 ID:TGIN9+8o0
>>416
話が合わないね。

変動相場制では、外貨準備で固定する必要が無い。
介入の原資としては必要かも知れない。
けど、外貨売りでの介入は自国通貨高誘導だから、それに無理があるのなら、
ヘッジファンドの餌食になっておしまい。プラザ合意とポンド危機が典型的な例。

固定レートが固定のために存在しているのではない。これはOK。
でも手段として固定をしなければならないわけだろ?
祈っていれば為替レートは固定するってもんじゃない。
中央銀行が大量の外貨準備を持っていて、それと無条件で交換してくれる保証が
あるから、為替レートの固定ができるわけだ。わかった?

でもね、今も昔も、一旦「通貨高すぎ」って認識されたらおしまい。
今はヘッジファンドが悪者になっているけど、第二次大戦前夜の金本位制の崩壊時
だって同じ。民間の正当な利殖行為で「確実に利益が上げられる」ので、無制限
に売りが発生する。そして、いずれ必ず介入原資が続かなくなる。

外貨準備の必要性というのは、この程度の物だ。

そして変動相場制で、その必要が無くなったら、余計たいした意味が無いものになる。
それだけだ。
418名無しさん@6周年:2006/09/15(金) 02:17:15 ID:TGIN9+8o0
>>416
つか、君は何故外貨準備高なんてものが存在するのか、ちゃんと説明してね。
419名無しさん@6周年:2006/09/15(金) 02:17:20 ID:js+GT4ps0
>>414
同感
420名無しさん@6周年:2006/09/15(金) 02:40:06 ID:MwzjOkJR0
交換レートは変動相場に任せればよいのであって、
交換レートのある程度の水準への維持は基本的に不要であり(他方で介入は必要らしいが)、
貿易において事実上国家の存在を捨象できるという妄想がある。
しかし現実には、国際交易は、国籍がどこであろうと任意の者が任意の通貨建てで
取引するといったものではなく、
あらゆる取引は国家の単位でひとまとまりにされ、国という主体どうしの取引のような効果をもつ。
国という主体は、(自国の通貨を国際通貨として非常に大きなシェアで流通させてる国以外は)
国際収支を維持しなければ存立できない。
さらに、それぞれの国は国民経済という現実の生産活動の集合体をかかえており、
その生産活動の恒常性が維持されるための一定の諸条件を必要とする。
国あるいは通貨当局は、このような事情を背後にもっているために、
対外的事情の変動にもかかわらず、交換レートに一定の許容範囲をもたざるをえない。
その範囲をこえると、実体経済の再生産の過程がめちゃめちゃに破壊されてしまう。
国内がめちゃめちゃになったとしても、
それは確かに何らかの意味では調整であり均衡化だろう。
だからといって、それが現実に受け入れられるかは別の話だ。
421名無しさん@6周年:2006/09/15(金) 02:41:25 ID:/MuG34Pi0
外貨準備のしめる割合ってなんですか?
経済音痴の自分に教えてください。
ドル+ユーロ+ポンド+円=66%+24%+12%+5%=107%
になるよね。これはどういう意味なんで?
422名無しさん@6周年:2006/09/15(金) 02:43:35 ID:Evor0+qEO
おまいら難しいこと話てるな。
東大理一の俺でもさっぱりだ
423名無しさん@6周年:2006/09/15(金) 02:50:18 ID:MwzjOkJR0
>>417
> 一旦「通貨高すぎ」って認識されたらおしまい。

そのとおりだ。まさにおしまいだろ。
為替には翻弄されるしかありません。おしまいになったらおしまいです、
国は廃墟になってしまいましたが、無駄な抵抗をしてもおしまいになるんだから
仕方ありません、じゃ何にもならんだろ。
だからヨーロッパはユーロの道を進み、アルゼンチンをはじめ南米の国々は
反IMF同盟に集結し、ブロック経済と多極化で生きようとしているのだ。
424名無しさん@6周年:2006/09/15(金) 03:13:46 ID:OzJghzpF0
>>423
今時すげえレスだよ。おまいさんは一体どこの「国家社会主義者」だ?
自由貿易で他国との比較優位(国際分業)を
上手に活用して豊かになろうという自由主義経済の一般原則を
見事に否定している。
これぞ歴史が証明する「経済長期ジリ貧への一本道」なんだが。
EUは過去の蓄積で多少はキープできるだろうけどな。
もともと原資がない中南米は大変だ。

こんな経済鎖国主義は建前でしかないんだよ。
結局チャベスだって、他国に石油を高値で売ったあぶく銭の上に乗って
全く相反するような大口を叩いているだけ。これは70年代のソ連と同じだ。
425名無しさん@6周年:2006/09/15(金) 03:34:28 ID:TGIN9+8o0
>>420
極論すぎてちょっと香ばしすぎ。

>貿易において事実上国家の存在を捨象できるという妄想がある。

誰が捨象しているの?

>あらゆる取引は国家の単位でひとまとまりにされ、国という主体どうしの取引のような効果をもつ。

実物取引については、単に統計の単位が国になっているだけ。
金融取引については、一国の経済政策によって価値が変動するという意味で、国という塊は意味を持つ。
ただし、国という主体同士が取引しているなんてのは、ただの妄想。何時の重商主義者だ?

>国という主体は、(自国の通貨を国際通貨として非常に大きなシェアで流通させてる国以外は)
>国際収支を維持しなければ存立できない。

自国の通貨を国際通貨として流通させている国=変動相場制の国だよね。

>対外的事情の変動にもかかわらず、交換レートに一定の許容範囲をもたざるをえない。

別に当たり前のことだよ。
僕は、その上で「できない事はできない」としか言っていない。
それに為替レートだって、君が想定するほど無茶な動きはしない。
無茶な動きをするのは、常に「通貨の価値を現実水準以上に高めようとした政策に反発して」のことだよ。

>その範囲をこえると、実体経済の再生産の過程がめちゃめちゃに破壊されてしまう。

それが、固定相場制の欠点。

>それは確かに何らかの意味では調整であり均衡化だろう。

で、誰が変動相場制の調整機能について言及しているの?いまどきPPP論者なんていないと思うが。
426名無しさん@6周年:2006/09/15(金) 03:36:31 ID:TGIN9+8o0
>>421
輸入超過が多い順

輸入超過が多いから、外国がその国の通貨を大量に受け取ることができる。
427名無しさん@6周年:2006/09/15(金) 03:44:06 ID:TGIN9+8o0
>>423
あのさ。俺のレスの部分だけ抜き出して勝手に内容変えないでね。

意図的に通貨を高め誘導したり、過去に成立した固定相場が維持できないくらい貿易赤字に
なったりしたときに「通貨高すぎ」と認識されちゃうの。

それは通貨の固定化に起因する問題であって、変動相場制の問題じゃない。
むしろ変動相場制は、ショックアブソーバーとして働く。

固定相場制が崩壊するのは、固定相場制の国での外貨準備の減少が、そのままダイレクトに
金融引き締めに直結してしまうから。通貨当局がコントロールできない景気破壊政策が自動
的に発動してしまうことが問題なの。

為替が変動したこと自体は、たいした問題を生じないし、むしろ為替が暴落することでやっと
その問題の終焉を迎えることができる。

それからね

>だからヨーロッパはユーロの道を進み、アルゼンチンをはじめ南米の国々は
>反IMF同盟に集結し、ブロック経済と多極化で生きようとしているのだ。

部分最適は常に全体最適に劣るんだよ。アルゼンチンは変動相場制にしちゃえばいいのに
反IMFなんていっている時点で、政権の経済知能指数の低さを拡声器で世界中に暴露して
いるようなものだよ。内政干渉になるから誰も言わないだけでね。

まあ、そういう話では日本銀行もかなり経済知能指数が低いことを世界に暴露中だけどな。
428名無しさん@6周年:2006/09/15(金) 04:14:46 ID:nVDPBPeZ0
>>424
> 自由貿易で他国との比較優位(国際分業)を
> 上手に活用して豊かになろうという自由主義経済の一般原則を
> 見事に否定している。

それも経済学の妄想。比較優位説にのっとり、比較優位に特化して
それ以外は後進国に譲ってくれる国なんか現実にあるわけない。
問題は絶対的な優位だけだ。絶対優位があればどの生産部門も叩き潰す。
比較優位説は国内分業の利益の説明では当てはまる面はあるが、
国際分業についてはおよそ現実と反している。

> 他国に石油を高値で売ったあぶく銭の上に乗って

資源不足の時代は当分続くからね。
あぶく銭とか感情的な非難してもしゃあないわな。
この情勢変化をすかさずとらえて立ち上がった南米の民のしたたかさを褒めるべきよ。
429名無しさん@6周年:2006/09/15(金) 04:26:30 ID:nVDPBPeZ0
>>427
> 部分最適は常に全体最適に劣るんだよ。

そう言ってるうちに、世界は「部分最適」に向かう地域が大勢を占めつつあったりするな。
EUしかり、南米しかり、ロシアも資源高騰を武器に地政学的影響力を発揮している。
世界は明らかに多極化に向かっている。
430名無しさん@6周年:2006/09/15(金) 07:29:23 ID:2B4DM0E00

サムエルソンの経済学がわかりやすい、もしまだあるなら。
残念ながら日本の教科書はわかりにくい。
431名無しさん@6周年:2006/09/15(金) 07:39:06 ID:zvDj7xc80
ニュー速には珍しくレスが長いなw

こんな連中もいたんだ。よかった!
432名無しさん@6周年:2006/09/15(金) 07:40:28 ID:2lQKmLua0
文章が長けりゃ正しいってもんでもないがな
説明が下手だから冗長になるって事もある
433名無しさん@6周年:2006/09/15(金) 07:43:55 ID:DkvTe6I/0
今週の円安で痛い目にあった。
434名無しさん@6周年:2006/09/15(金) 07:47:09 ID:Gjo9oCXr0
世界は多極化に向ってるのに相変わらず米一辺倒の日本。
米が没落したらどうすんの?
435名無しさん@6周年:2006/09/15(金) 07:48:43 ID:DkvTe6I/0
>>434
それは国際政治分野
経済分野ではインド・アフリカへの投資が増えている
436名無しさん@6周年:2006/09/15(金) 07:50:11 ID:qEfBp+qv0
ドルが外貨準備高においてしめる割合は、下がり続けるのがトレンドと
やはり見るべきなのか。
437名無しさん@6周年:2006/09/15(金) 08:14:09 ID:OyKQtFi20
MwzjOkJR0 の負け。 っていうか、相手の問い掛けに答えていない。 あほ。
438名無しさん@6周年:2006/09/15(金) 09:25:44 ID:EYaPBOOJ0
>>433
ポン様に踏み上げくらったの?
それとも火の鳥に変身したキウイ?
439名無しさん@6周年:2006/09/15(金) 10:13:06 ID:P0RmvX3M0
新古典派の信仰効果の大きなものに、経済がやたらと静的に見えるということがある。
国民経済が崩壊しているのに、単なる粛々とした調整過程に見える。
実需をはるかにこえて膨張している市場が実需の動きに沿っていて健全に思える。
マネーの膨張による混乱とかいうのはインチキライターの誇張にすぎないと思える。
世界大恐慌の最中に「みなさん、不況なんてお湿りみたいなものです」と言った
シュンペーターみたいな心境になる。

こう見えるのは、新古典派の教義がセー法則なるものを根本にしてるのと関係がある。
セー法則は、売りと買いは同一だからかならず均衡するというお話だ。
この場合は、貨幣はお互いにつりあう売りと買いを媒介するだけの手段である。
しかし実際には(金を稼いだことがあれば誰でも知ってるように)
買うのはいつでも出来るが売るのは果てしなく困難であって、両者は非対称である。
売り買いの非対称が生じると、貨幣は流通からはみ出て止まってしまう。
この状態が貨幣の価値保蔵機能と呼ばれてるもので、手形や銀行信用はここから派生してくる。
ここでの貨幣は、それ自体が膨張力、破壊力をもっていて、経済にブームと崩壊をひきおこす。
わずかな金利差や通貨価値の違いをとらえて、ある国にどっと流入し、
どんどんバブルを煽ったかと思えば、逃げ足早く去っていって崩落を引き起こす。

いまや静的宗教に政治家や市井の人々までとらわれていて、
自由化とか市場開放というと、資源の最適配分と効率化が淡々と進むイメージが共有されている。
しかし現実に自由化にあとにやってくるのは、むしろ狂乱と崩壊である。
90年代は経済暴風雨が世界の国々を渡り歩く歴史だった。
資本主義はもともとこうしたものであるが、最近30年くらいはマネー経済の膨張により
ますます動的で破壊的なマネーの力が経済を支配するようになっている。
440名無しさん@6周年:2006/09/15(金) 19:28:26 ID:TGIN9+8o0
>>436
アメリカが最大の経常収支赤字国である間は、好むと好まざるとにかかわらず、
米国以外の国のドル資産が増える。

外貨準備を別の通貨で保有するという事は、国が保有するドル資産を減らすことになるので、
結果的にアメリカの金融資産を民間が持つようになる。

マクロ的にはそれくらいの意味しか無いんだけどな。

外貨準備とか、ドルの信用とかってのは、お札をありがたがっている宗教と同じレベル。
441名無しさん@6周年:2006/09/15(金) 19:32:32 ID:TGIN9+8o0
>>439って、バリバリのケインジアンに向かって、あんたは新古典派だと検討違いの批判を
加えて、その上で言ってることが頓珍漢というただの間抜け。
442名無しさん@6周年:2006/09/15(金) 23:22:37 ID:4eem2kEA0
べつにかならずしも基軸通貨国でなければ国民は幸せになれないということではないが、
アジア全体としては依然としてアメリカの赤字を穴埋めするために
働いてるのはやはり馬鹿馬鹿しい。別にそれでいいじゃんという人には馬の耳に念仏だが。
あと自国の国債を外国に買ってもらって赤字を穴埋めしてもらうのは
程度によりけりだが、財政赤字に困る情勢ではおいしい話ではある。

>>441
バリバリのケインジアンの条件はセー法則の否定だよ。
そうでないのは事実上新古典派だね。
443名無しさん@6周年:2006/09/16(土) 00:28:43 ID:RqzHiRie0
いや、少なくとも>>428は近代経済学そのものを否定しているだろ。
セーの法則なんて経済学の中の話をしても意味が無い。
経済学と言っても辛うじて「○K崩れ」にひっかかっているかいないか程度の
左翼国家主義者に過ぎんよ。学問ではなく宗教の徒。
昔は、「ポルトガル永久貧乏論」という>>428とそっくりの説を力説して
比較優位論を非難する高校の左翼政経教師がいたものだけどね。
チャベスだって、国際投機筋が蠢いて暴騰する石油相場を正に利用して、
その自由貿易体制を非難しているんだからねえ。
非難するんだったら「適正価格」で石油を「同志」に分けてあげればいいのにw
444名無しさん@6周年:2006/09/16(土) 00:56:49 ID:BZ13YOly0
>>443
たしかに俺は大半において経済学否定論者だな。
実際、比較優位論なんか現実においてまじめに信奉したらただのお人好しだよ。

> 「適正価格」で石油を「同志」に分けてあげればいいのにw
実際に南米の同志諸国に格安に供給するパイプラインを建設中ですがな。
笑ってる場合じゃなくて、日本もどうやって石油と食糧を確保するのか考えないとまずいぞ。
いまや世界経済の最重要問題である資源問題を見ても分かるとおり、
純粋な経済問題なるものは存在しない。国際政治がごたまぜの問題だな。
445名無しさん@6周年:2006/09/16(土) 01:09:27 ID:RqzHiRie0
>>444
それにしても分かりやすく引っかかったな。

つ「ドルジバ・パイプライン」

このパイプラインが、ソ連時代にどんな経済的影響を
ソ連に対して与えたと言えるかな?
結局このパイプラインはロシアになってから、
市場価格で石油を流すようになってはじめて
ロシア経済に資するところとなった。
それに、低家賃公営住宅と同じ状況になって
生産性が見事に停滞下落してソ連と東欧は結局共倒れだw
市場価格で必死で買った日本はその後、例えば素晴らしい
低燃費高性能の乗用車を生み出して世界を席捲したわけだが。

それでもブレジネフ式がいいというのなら、それはおまえさんの信条。
もはや何も言うことは無い。
446名無しさん@6周年
>>445
ロシアのパイプラインは対EU外交の最大の武器として復活してますがな。
それほどに資源不足時代の流れは動かしがたい。
日本が超省エネに成功して克服と願いたいが
(またそうでもしないと地球が持たんが)
現状はマイナス5%どころかCO2排出量が増え続けてるのよね。