【ネット】オーマイニュース 何でもかんでも反体制・批判沙汰の市民記者が人気の見せ物になっていることの意味 大月隆寛

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1春デブリφ ★:2006/09/06(水) 18:51:23 ID:???0
★【コラム・断】“オーマイ”ゴッド

 韓国からやってきたネット新聞のオーマイニュース、正式創刊早々、大人気です。前評判に
たがわぬステキな芸風が初回から大炸裂(さくれつ)、こういう見せ物にはとにかく敏感かつ
貪欲(どんよく)なインターネットのやじ馬たちがひと眼見ようと殺到し、一時はまともに
アクセスもできないくらい。いやあ、これもいわゆるひとつの韓流、かも。

 登録済みの市民記者もすでに千人以上とか。年内に四万人にまで増やしたい、と、人気の中身
なんぞ全く気にしない太っ腹、鳥越俊太郎編集長は意気軒高。確かにこれらの記者さんたち、
お名前を検索すればすでにあっちの運動、こっちの集会で赫赫(かくかく)たる戦歴をお持ち
の方も少なくない。この先まだ、一騎当千の強者がさらに集結するのでしょう。いや、頼もしい。

 とにかく、入り口が何であれ、最後は小泉批判、自民党批判、政府批判で、今の日本はよくない、
にもってゆくその芸風の統一ぶりが見事です。彼ら市民記者は、彼らにとっての理想のマスコミ、
あるべきメディアのイメージを忠実になぞっているのでしょう。マスコミとはこういう記事を書く
ものだ、という確固たる信念。それはほかでもない、マスコミ自身がこれまで営々とやってきた
ことの鏡、です。何でもかんでも反体制、批判沙汰(ざた)にもってゆけば格好がつく、という
思考停止をはぐくんできたのは、ほかでもない、あなたがたマスコミと学校教育だった。いまどき
臆面(おくめん)もなく自らそれを望んでやる市民記者がこれほど人気の見せ物になっていること
の意味を、少しは冷静に考えてみることもおすすめします。

■ソース(産経新聞・iza)
http://www.iza.ne.jp/news/newsarticle/natnews/topics/18105/