DNA鑑定が急増 自動分析装置で精度向上
2006年09月04日
県警科学捜査研究所(科捜研)でのDNA鑑定の件数が、大幅に増えている。鑑定精度も上がり、窃盗やひき
逃げ事件の捜査でも活用されるようになり、「科学捜査の中核」になりつつある。
県警は94年にDNA鑑定を導入した。02年までは手作業で鑑定をしており、年間15件程度だったが、
03年に自動分析装置を導入したことで、鑑定件数も04年が161件、05年が507件と増え、今年は上半
期だけで約360件の鑑定をした。
科捜研によると、装置の導入で、検出された型と同じ型をもつ別人がいる確率が「約2万人に1人」から「最
低でも約1億8千万人に1人」になり、鑑定期間も大幅に短縮された。
警察庁も、04年12月から現場に残された犯人のDNA型情報を、05年9月からは捜査の過程で必要と認
められた事件の容疑者から採取したDNA型情報を、全国から集めてデータベース化をしている。
科捜研では、6月中旬に職員の1人が新たに資格を取り、3人態勢で対応しているが、鑑定ができる職員の増
員と、鑑定室など施設の拡充を検討したいとしている。
ソース:
http://mytown.asahi.com/ibaraki/news.php?k_id=08000000609040005