愛媛の基幹農作物である温州ミカンなどかんきつ類の新品種や育成技術を研究する「みか
ん研究所(仮称)」本館の起工式が31日、宇和島市吉田町法花津の県果樹試験場南予分
場の建設予定地であった。工期は2007年2月までで、研究所は同年4月開所予定。
本館は木造平屋、延べ床面積約745平方メートルで、中央エントランスホールを挟み、東に
実験棟、西に管理棟を弓なり形に配した。屋根はミカンをイメージした曲面でオレンジ色。工
事費は3億1000万円。同研究所新設の総事業費は約8億6000万円。
起工式には加戸守行知事や農業団体関係者ら約40人が出席。神事のあと、加戸知事は
「消費者の嗜好(しこう)が変化する中、新品種の開発が肝要。研究所の持てる能力を発揮
して農家の期待に応えられるようにしていきたい」と述べた。
(写真付ソース
http://www.ehime-np.co.jp/news/local/20060731/news20060731116.html )