中東歴訪中のライス米国務長官は24日、イスラエル軍とイスラム教シーア派組織
ヒズボラとの交戦で情勢が悪化しているレバノンの首都ベイルートを電撃訪問し、
シニオラ同国首相とベリ国民議会議長(イスラム教シーア派)と会談した。ライス長官は
レバノンの民間人の被害を懸念し、人道支援について協議する意向を示すとともに、
持続可能な停戦に向けた方法を模索する意向を示した。
ヒズボラやシリアとの太いパイプを持つベリ議長の関係筋がCNNに語ったところによると、
ライス長官はレバノン側に対し、停戦合意と国際部隊派遣、ヒズボラ武装解除、レバノン避難民の
帰還、復興計画という複数条件の一括履行を求めた。ただ、議長は実行不可能として
難色を示しており、まず停戦を優先するべきだとの考えにある。レバノン政府は停戦が
履行された後に、ヒズボラに拉致されたイスラエル兵2人をはじめとする他の問題を協議すると
している。議長は、拉致されたイスラエル兵と、イスラエル側に拘束されているレバノン人囚人を
交換する可能性に、ライス長官が言及しなかったことにも驚いたという。
ライス長官は既にイスラエルに移動しており、エルサレムでオルメルト首相と会談する予定。
また、パレスチナ自治政府のアッバス議長と、ヨルダン川西岸ラマラで会談する。イスラエル軍は、
同自治政府を主導しているイスラム原理主義組織ハマスも攻撃対象としている。
米当局者はCNN記者に対し、ライス長官の中東歴訪による停戦実現は期待できないとの
認識を示した。ライス長官は先週、ヒズボラがレバノンの問題の源であると言明したうえ、
現状に戻るだけの即時停戦は意味がないと述べた。今回の歴訪で、ヒズボラやシリアの
指導者らとの会談は予定されていない。
■以下省略 全文はこちら
http://www.cnn.co.jp/usa/CNN200607250001.html
>>1 > している。議長は、拉致されたイスラエル兵と、イスラエル側に拘束されているレバノン人囚人を
> 交換する可能性に、ライス長官が言及しなかったことにも驚いたという。
レバノンはレバノン囚人をなんとしても取り戻したいのか
心の中だとヒズボラを支持しているんだな