【天皇メモ】 NYT社説「昭和天皇の方が小泉首相より正義の心を持っていた」
■指導者の心のうち<In the Hearts of Leaders >(署名なし)
何年もの間、日本の首相、小泉純一郎は、戦没者の聖地への巡礼を続ている。
その戦没者には第二次世界大戦における14人のA級戦犯が含まれ、そのうち7人は絞首刑になった。
この右翼におもねる恥知らずな(shameless)行為は、中国や他の日本帝国主義の犠牲者を激怒させ、
小泉氏が古い軍国主義を信奉していることに多くの日本人が恐怖を感じている。
それでも、9月の引退前に、小泉氏が靖国神社参拝をもう一度計画していると信じられている。
そして、小泉氏の後継者と目される安倍晋三は、自分も同じようにすると言っている。
(安倍氏も、日本が北朝鮮のミサイル発射台を攻撃すべきだと最近提案した。)
今週、日本の新聞社は、皇室の前メンバーの日記の一部を発表して、この問題についての国民の不安を増加させた。
彼は、ナチスと同盟を結び日本をアジア支配へと駆り立てた皇帝、ヒロヒト(昭和天皇)が、
日本の戦争で失われた何千もの魂のリストに戦犯を加えたあと、1978年に聖地に行くことを止めたことを明らかにした。
ヒロヒトは「これが私の心だ」と語ったと伝えられた。
このことが小泉氏とその支持者に若干の影響を及ぼすだろうと考える人がいるかもしれない。
しかし、小泉氏は「人それぞれに考えがありますから。」とレポーターにそっけなく語り、
皇帝の深い後悔は小泉氏に何の影響を及ぼさないと予想される。
この皇帝が自ら戦争犯罪を犯したことはほぼ確実だ。それは戦後の時代の緊急事態のためだけに無視された。
しかし、帝国時代のこの古ぼけた記録は、自称現代の改革者、国際的
なリーダーにしてエルビスファンよりも、
皇帝の心の中の方が正義を行うための多くの余地を持っていたことを明らかにした。
ソース:NYT社説(英語)<In the Hearts of Leaders >
http://www.nytimes.com/2006/07/22/opinion/22sat3.html?_r=1&oref=slogin