ソニーがデジタルカメラに自社の電池しか使わせないのは消費者の
選択肢を狭めていて問題だとして、中国の電池メーカーに訴えられて
いたことが22日明らかになった。訴えを起こしたのは一昨年秋だが、
中国の一部メディアがこのほど大きく伝えた。中国では独占禁止法
(反壟断法)の制定に向けた審議が進んでおり、それとの関連を指摘
する声もある。
訴えているのは充電池などを手掛ける四川徳先科技(四川省成都市)。
同社はソニーのデジカメとデジタルビデオカメラに装備されているリチウム
イオン電池の自動識別機能の差し止めを求めている。上海市第一中級
人民法院は訴訟を受理しているが、審議は始まっていない。地元紙に
よると同社はソニーが正当な競争を阻害していると主張している。
ソニーの中国法人では「現在係争中であり、中国の司法や法廷に
対する敬意を表すため、詳細なコメントは差し控えたい」としている。
ソース(NIKKEI IT)
http://it.nikkei.co.jp/pc/news/index.aspx?n=AS1D21098%2022072006