【パロマ事故】「製品には全く問題はない。事故の原因は不正改造」 パロマ社長の言い分は、シンドラー社の対応と、どこか似ている★3

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パロマ工業(名古屋市)が製造した半密閉式ガス瞬間湯沸かし器の排気ファンの作動不良で、
一酸化炭素中毒事故が相次ぎ、全国で十五人が亡くなっていた。警視庁の捜査がきっかけ
で分かり、経済産業省が公表した。

二十年も前のケースもあるが、なぜ放置されたのだろう。同じような事故はほかにないのだろ
うか。家庭でガス器具を安心して使えるよう、徹底的に調査し、安全対策を確立してほしい。

事故があったのは、パロマ工業が一九八〇年四月から八九年七月に製造した四機種。湯沸
かし器の排気ファンの不具合がガスの不完全燃焼を招き、中毒事故につながった可能性が
高い。

「製品には全く問題はない。事故の原因は不正改造だった」。販売した親会社パロマの小林
弘明社長の言い分である。エレベーターによる死亡事故の際、責任逃れに終始したシンドラー
社の対応と、どこか似ている。

確かに湯沸かし器には、換気が不十分な場合に自動的にガスの燃焼をストップさせる安全
装置が付いていた。正常であれば事故は起きず、不正改造して使っていたから換気不良が
起きた、というのがメーカー側の主張である。

だが、パロマに全く責任がないと言い切れるだろうか。まず、誰が、なぜ不正改造したのだ
ろう。古くなった機器は、安全装置が作動しやすく、よく湯が止まったりする。それでも何とか
使えるようにしようとして、修理に当たった業者などが改造する可能性があったと見られている。

パロマや、製品チェックの責任がある経産省も、改造の実態を知らなかったわけではない。
実は九一年に長野県で死亡事故が起きたのを、パロマはつかんでいた。翌年には旧通産省
(現在の経産省)にも報告が上がり、注意を呼びかける業界向けパンフも作製。改造が見つ
かった場合、メーカーなどに連絡することになっていた。

それなのに九二年から二〇〇一年に北海道、東京、大阪などで起きた五件の事故では十分
な対策を講じなかった。「もうないはず」という油断がなかっただろうか。
(以下略。全文は http://www.chugoku-np.co.jp/Syasetu/Sh200607160039.html )
★1… 07/16(日) 10:32 前スレのURLは>>2-5