【猛暑】熱中症対策のポイントは「暑さを避けること」と「こまめな水分補給」　ビール飲むのは逆効果？

慶應義塾大学スポーツ医学研究センターの大西祥平教授は、「急に気温が上昇した日、身体
が暑い環境に慣れていない場合は、発汗が追い付かず熱が体内にこもってしまい、熱中症を
起こすリスクが高くなる」という。

この熱中症、心掛け次第で予防できる。ポイントは「暑さを避けること」と「こまめな水分補給」
だ。例えば、屋外では日陰を選んで歩く、日傘をさす、帽子をかぶる。屋内でも風通しをよくし
て、すだれやカーテンで直射日光を防ぐ。

衣服は、近年開発されている吸汗、速乾素材や軽・涼スーツなどを活用するのも効果的だ。
同教授は、「首周りをネクタイや襟で締めると、上半身の熱気や汗が出ていきにくくなります。
クールビズも、熱中症予防になります」とすすめる。

水分補給では、スポーツや作業前にはもちろん、日常的にスポーツドリンクや水を飲み、体内
の水分バランスを良くしておくことも不可欠だ。

「１回に多量の水を飲むと胃の負担になる。少量の水を繰り返し飲む方がいい。のどが渇いて
からでは遅い」

ちなみに、汗で失った水分をビールなどで補給するのは間違い。アルコールは尿の量を増や
し、体内の水分を排せつして、逆効果になるのだ。

クーラーの排熱はヒートアイランドの原因の一つ。かといって蒸し風呂のような部屋にいたら
熱中症の危険性が高まる。

やはり気温３０度を超える日には、エアコンで生活環境を整えたい。ただし、急激に冷房の
温度を下げてしまうと、「汗腺が閉まって汗をうまくかけなくなり、結果として熱が体の中にこ
もってしまう」（大西教授）ので気をつけよう。

また、冷房に慣れてしまうと暑さに対する耐性が弱くなり、汗をかく能力も衰え、炎天下をちょっ
と歩くだけでも熱中症のリスクを高めてしまう。そうならないためには、室内温度は２８度に設
定し、「除湿機能を使って、湿度を下げれば２８度でも快適に過ごせる」（同教授）という。（抜粋。全文は http://www.sanspo.com/gourmet/club/060713.html ）
関連：（身体・健康板）熱中症スレッド2006-1 　http://life7.2ch.net/test/read.cgi/body/1151226652/