昭和60年8月、群馬県の御巣鷹の尾根に墜落したジャンボ機の残骸(ざんがい)を
保存・展示している日航の「安全啓発センター」(羽田空港)に、事故で犠牲になった
被害者が機内で書いた遺書やメモが10日から展示される。
乗客が書き残した遺書や、客室乗務員が書いたメモなど6通。うち2通は遺族から提供を
受けた実物、4通は写真。事故の教訓を次世代に伝えようという日航の新たな取り組みで、
これまで日航と対立することの多かった遺族が協力した。
実物が展示されるのは、客室乗務員の対馬優美子さん=当時(29)=がノートに書いた
メモと、元日航社員の白井まり子さん=当時(26)=が時刻表の余白に残した走り書き。
対馬さんは「荷物は持たないで」「姿勢を低くしてタオルで口と鼻を覆って下さい」など、
不時着した際に機内にアナウンスする内容などを自分のノートにまとめていた。空港の情報
などをきちんと整理してある他のページに比べ、揺れる機内で急いで書いたためか文字が
乱れている。
白井さんは、家族の名前に続けて「恐い 恐い 恐い 助けて 気もちも悪い 死にたくない」
と走り書きしていた。「パパは本当に残念だ」「本当に今迄は幸せな人生だったと感謝している」
と、7ページにわたって社員手帳に記した河口博次さん=当時(52)=の家族への惜別の
メッセージや、谷口正勝さん=当時(40)=が機内備え付けの紙袋に「子供よろしく」
と書いたメモなど、乗客4人の遺書は写真で展示される。
http://www.sankei.co.jp/news/060709/bun034.htm ※前スレ:
http://news19.2ch.net/test/read.cgi/newsplus/1152399133/