【ミサイル乱射】 「テポドン2号、どこに落下するか予測不可。完成度低くて逆に危険」…防衛庁★4

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95北朝鮮の核の脅威〜その2〜
1994年に朝鮮半島危機が発生したとき、米国、日本、そして特に韓国が北朝鮮との全面対決
を回避しようとした最大の理由は、戦争になった場合に米韓側が軍事的に敗北する可能性が
あったからではなく、戦争によって発生する被害が耐えがたいものになると予想されたため
であった。米韓連合作戦計画5027(OP 5027)は、戦争が発生した場合、北朝鮮の奥深くに
反攻作戦を行うことを想定しているが、全面戦争のシナリオでは8〜10万人の米国人を含む
100万人が死亡し、米国は1,000億ドルの支出を余儀なくされ、1兆ドル以上の経済的損失が
出ると予想されていた。

北朝鮮は500発程度のスカッド・ミサイルと100発以上のノドン・ミサイルを保有している。
スカッドは韓国のほぼ全土を射程に入れ、ノドンは日本の主要な部分を射程に入れている。

北朝鮮の化学兵器は、同国の長距離自走砲・多連装砲あるいはミサイルの脅威を一層深刻な
ものにしている。北朝鮮は、マスタ―ド、ホスゲン、サリン、V剤などを保有しており、
マイケル・ユーとデクスター・イングラムによれば、100kgのサリンでソウルが攻撃された
場合、死者3,242人、中毒被害者83万人程度の被害が出ると予測される。また、同様に東京が
攻撃された場合、死者2,700人、中毒被害者16万7,000人程度の被害が出ると予測される。

ちなみに、マイケル・ユーとデクスター・イングラムによれば、12キロトンの核兵器で
ソウルが攻撃された場合、死者63万人、被爆者39万人程度の被害が出ると予測される。
また、同様に東京が攻撃された場合、死者42万人、被爆者39万人程度の被害が出ると予測される。
http://www.mof.go.jp/jouhou/kokkin/tyousa/1803korea_8.pdf