日韓併合や竹島など日韓を巡る問題について論じた「マンガ 嫌韓流(けんかんりゅう)」(晋遊舎)シリーズが、
出版から約1年で67万部を売り上げた。韓流ブームを逆手にとり、韓国側を刺激的な表現で批判した内容が受けた
とみられるが、在日韓国・朝鮮人らを中心に歴史認識に誤りがあるなどと指摘する声も上がる。こうした「嫌韓流」
現象について考えるセミナーが1日、東京で開かれる。
「嫌韓流」は05年7月に出版された。大戦中、祖父が朝鮮総督府に勤めていたことや日韓共催のW杯をきっかけに
韓国に関心を持つ日本人の主人公が、大学で日韓の歴史を学ぶサークル「極東アジア調査会」に入って議論していく
様子が描かれている。主人公の議論の相手役を務めるのは、在日4世の韓国人だ。
今年に入って出版された「嫌韓流2」の2冊シリーズで扱っているテーマは、戦後補償、外国人参政権、教科書採択
問題、領海侵犯と日本海呼称問題など幅広い。
作者は山野車輪さん(ペンネーム)だ。図書館で本を借りて日韓問題などを調べ、02年冬に読み切り原稿を複数の
出版社に持ち込んだが、断られたという。ネット上に掲載していたのを晋遊舎の編集者が目にし、出版にこぎつけた。
編集部によると、これまで1000通を超える反響があった。「韓国の歴史認識はほとんどねつ造されたものという
ことが分かりました」(39歳女性)といった賛同意見の一方で、「韓国は何一つ悪いことはしていません。悪いのは
自分の過ちを見ない日本人です」(在日コリアン4世)の反対意見も寄せられる。
今回セミナーを主催するのは、日本の現状や問題点を考える団体「NPO前夜」。運営委員の鄭栄桓(チョンヨンフ
ァン)さんは「『嫌韓流』のようなレイシズム(人種差別主義)の本が広く流通し、好意的に受け入れられる日本の現
状に強い危機感を覚える」と訴える。(続く)
■ソース(毎日新聞)【工藤哲】
http://www.mainichi-msn.co.jp/shakai/wadai/news/20060701k0000m040151000c.html ■前スレ(1の立った日時 06/30(金) 22:51)
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