★中国、「ポスト小泉」にらみ揺さぶり・首相の靖国参拝を牽制
中国がポスト小泉を選ぶ9月の自民党総裁選を見据え、日本の与野党に
秋波を送るとともに揺さぶりをかけている。小泉純一郎首相の靖国神社
参拝を批判する民主党の小沢一郎代表の訪中のほか、1984年の日本の
3000人訪中団メンバーの再訪も招請した。最高裁が靖国参拝の憲法判断を
避けるなか、焦点は8月15日の首相参拝。中国にはこれを牽制、
次期首相との新たな関係も瀬踏みする狙いがあり、両国の駆け引きが続く。
【北京=飯野克彦】中国指導部が民主党の小沢一郎代表に早期訪中を求めたのは、
小泉純一郎首相の靖国神社参拝問題が障害となって政府間交流が停滞するなかで、
日本の野党とのパイプを利用する形で対日関係を重視する姿勢を改めて内外に
示すためだ。特に、小泉首相の9月退陣をにらんで日本の世論や政界に働きかける
狙いがある。
日経新聞
http://www.nikkei.co.jp/news/seiji/20060624AT3S2302123062006.html