日本の「億万長者」は05年末時点で141万人に達し、全世界の約16%を占めること
が、メリルリンチ日本証券が21日に発表した世界の個人資産家についての報告書で
わかった。世界の富裕層は1年間で40万人増えており、日本は経済成長や株式相場
の好況を追い風に7万人増えた。
居住目的の不動産を除く資産が100万ドル(約1億1400万円)以上ある富裕層は
世界で870万人。地域別では北米が最も多く290万人。次いで欧州(280万人)、
アジア(240万人)だった。
富裕層人口の伸び率では韓国やインド、ロシアなど新興市場国の伸びが目立つ。
このうち3000万ドル(約34億円)以上をもつ「超富裕層」は前年より10.2%増えて
8万5400人だった。
富裕層の保有資産は計33兆3000億ドル(約3820兆円)で、10年までに44兆
6000億ドルに達すると予想している。
報告書はメリルリンチとキャップジェミニ社が世界銀行の国民所得統計などを基に
推計した。
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