【絵画盗作疑惑】伊画家スギ氏の書簡を不自然翻訳 「共同制作」強調か…和田義彦氏

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106名無しさん@6周年
原文は森村サイト:ttp://www.morimuraseiichi.com/opinion/op_20060603.html

ここで、杉氏によるとされるファックスの訳文に注意。誰が訳したのかは知らんが。
第一に、原文は和田氏に対して親しく語りかける文章ではない。
和田氏は2人称ではなく、3人称扱いになっているから。推薦文のようなもの。
原文は「和田氏が私のアトリエで、私の傍で働いていた頃」となっている。
この動詞「働いていた」lavoravaは直説法半過去3人称単数形である。
それがどんな仕事かも限定されていない。「彼が行った写真撮影」とも解釈できる。
共同制作をしたという意味で「私と和田が一緒に働いていた」と言いたければ、
1人称複数形のlavoravamoとしたはずである。
... quando io e Wada lavoravamo insiemeとか。
あるいはより限定的な意味の動詞を用いて、
「私たちは共同作業をしていた」collaboravamo
と表現してもよかったはずだ。
「想像力」や「技術力」に相当する単語は原文には見当たらない。
結びの文句にしても、逐語訳ならば
「私は和田とのこの関係を、人生が両者に施した贈り物と考える」
のはず。サイトの訳は都合良すぎ。
イタリア文学専攻生より。