【米軍】沖縄に配備計画の次世代輸送機「オスプレイ」を公開　既に事故の前科あり

　沖縄にあるアメリカ軍普天間基地の代替施設に配備される計画がある、アメリカ
海兵隊の次期主力輸送機、オスプレイがメリーランド州の空軍基地で公開されました。

　ＭＶ−２２オスプレイは、垂直離着陸できるヘリコプターの特性と、スピードと
航続距離という固定翼機の特性を併せ持ったアメリカ海兵隊の次期主力機です。
今年３月に実戦配備され、来年にはイラクで海兵隊員などの輸送に当たる予定
になっています。

　また、２０１４年までの完成を目指すことで先ごろ日米政府が合意した、沖縄・
普天間飛行場の代替施設にも配備される可能性が高いとされています。

　海兵隊の作戦能力を大幅に上げると期待されているオスプレイですが、１９８５年に
本格的な開発が始まって以来、事故が続き、何度も開発中止の危機に追い込まれました。

　改良を重ね、ようやく実戦配備にこぎつけた今年３月にも、コンピューター制御の
エンジンが誤作動し、突然、地上２メートルまで浮き上がってから地面に叩きつけられる
という事故を起こしています。様々な問題を抱えてきたオスプレイの配備は、沖縄の
人々にとって新たな不安の種となりそうです。（19日10:49）

http://news.tbs.co.jp/headline/tbs_headline3292826.html