【科学】スーパーコンピュータで脳の設計図作り「Blue Brain」プロジェクト一部成果を発表 [05/12/2006]

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1( ´`ω´)φ ★:2006/05/12(金) 19:19:46 ID:???0 BE:299370555-#

□スーパーコンピュータ(Blue Gene/L)で脳の設計図作り「Blue Brain」プロジェクト一部成果を発表 [05/12/2006]

 カリフォルニア州サンノゼ--人間の脳内で活動する1万個分のニューロンの動きを三次元シミュレーションすると
1テラバイト分のデータが生成される。だが、これは何百億という脳神経細胞のアルゴリズムをマッピングした際の
データ量のほんの一部に過ぎない。
 これが、Blue Brainプロジェクトを進める科学者Henry Markram氏の見解だ。Blue Brainは、IBMやスイスのローザンヌ
連邦工科大学(EPFL)などによる共同プロジェクトで、認知学進展のため、人間の脳の設計図作りに取り組んでいる。
 EPFLは2005年、2年間の計画で進められているスイスの同プロジェクトのために、高額なBlue Gene/Lスーパー
コンピュータをIBMから購入した。だが、大脳新皮質の1つのコラムに配置されたニューロン1万個の活動をシミュレーション
するのに同グループが成功したのはつい最近のことだ。

(中略)

 Markram氏によると、同グループはこのプロジェクトで生成される膨大な量のデータを視覚化ツールを使って処理し、
興味深い計算結果が出ると詳しく調査するという。Blue Brainでは、3Dシミュレーションを表示する小規模なメディア
センターを作成する目的で、Silicon Graphicsのスーパーコンピュータも購入している。Markram氏によると、この
シミュレーションでは脳の中に座っているような感覚が味わえるという。同グループではさらに、データ処理用として
Blue Geneを2台追加購入できるようスイス政府に働きかけている。だがMarkram氏によると、Blue GeneはいくらIBMが
大幅に値引きしても高価だという。十分な資金さえあれば既存技術で脳内の何百億というニューロンを計算できる、
というのが同氏の考えだ。
 Blue Brainは現在までに、認知計算処理を行う2つのソフトウェアを開発している。Markram氏の3Dシミュレーションは
活動する1万個のニューロンのうちの約1割しか表示できないが、新技術があればシミュレーションは「1000倍向上する」と
同氏は語る。
(後略)

http://japan.cnet.com/news/ent/story/0,2000056022,20110307,00.htm (引用元配信記事)
ニュース - CNET Japan
http://japan.cnet.com/news/ [05/12/2006] 配信