【調査】 小泉首相の靖国参拝、「賛成」50%、「反対」31%…朝日新聞★2

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282名無しさん@6周年
靖国参拝と日本に隠れた戦後ファシズム1-3

例えば、現在の警視庁である旧東京警視廳は薩摩藩士である川路利良によっ
て創設され、その多くは旧薩摩藩郷士や西南戦争期においては、旧会津藩士
などの旧士族が主体となったのは有名である。

 そして、靖国神社(旧 東京招魂社)こそが源頼朝を祭る白旗神社や、豊
臣秀吉を祭る豊国神社、徳川家康を祭る東照社と並び、明治維新で功績のあ
った士族(武士)を祭り、維新後、廃止されたはずの封建支配の精神を称え
、そして引き継ぎための聖地であり、日本社会の封建性を示す最大のシンボ
ル(象徴)なのである。

 その精神は、民主化後の日本にも受け継がれており、例えば陸上自衛隊が
使用する64式小銃や89式小銃用の銃剣は、日本独特の武装である。さらに
、警察官においても日常の体育訓練の一環として、未だに「剣道」を鍛錬し
ており、そうした事は彼らが、武士道に特別な「シンパシー」を抱いている
ことの現れである。

 そして彼らが靖国神社に対して特別の感情を抱き、同じ思想を共有する自
民党を「愛国心」という名の「封建思想」を共有する政党として支持し、政
党を国家と一体化させ、党の警察、党の軍隊を作り上げてきた。
283名無しさん@6周年:2006/05/05(金) 13:57:06 ID:F8Z19qgZ0
靖国参拝と日本に隠れた戦後ファシズム1-4

 一方で、世界の警察官が日本の剣道に該当する、フェンシングを日常的に
訓練しているなどということはない。

 大正時代の一時期、大正デモクラシーの下で、民主主義の機運が高まり、
官僚制や軍部に隠れた、武士道精神は後退したものの、昭和に入り、日本経
済が後退するとともに、「昭和維新」の掛け声の下で、武士道精神を拠り所
とする戦前の青年将校らの226事件や515事件といったクーデターが勃発し、
そうしたクーデターは鎮圧されたものの、その精神は政府全体になおも増殖
を続け、イタリアやナチスドイツのファシズムとの結びつきを強め、中国に
おける陸軍の暴走、そして太平洋戦争へとつながったのである。

 ファシズムとは何かについて、日本において既に忘れ去られている向きが
強いが、その源流は「日独伊防共協定」の「防共」の文字に示されているよ
うに、「反共産主義」の思想であり、「反共産主義」の名の下で民主主義を
抑圧し軍部独裁への道を開いた「治安維持法」と同じ発想なのである。
284名無しさん@6周年:2006/05/05(金) 14:00:37 ID:F8Z19qgZ0
靖国参拝と日本に隠れた戦後ファシズム2-1

戦後も、こうした精神が日本の占領を担当した、アメリカGHQの方針に
よって米ソ対立の中で、日本で共産党が勢力を拡大したため、仕方なく活用
・温存された。

 特に、その強い影響下にさらされているが、日本共産党と対決した、日本
の警察や自衛隊であり、戦後の混乱の中で、彼らが十分な再教育を受けなか
ったため、大日本帝国下の「治安維持法」などに基づく「防共思想」である
「ファシズム」の思想を冷戦対立下の「反共産主義」の思想と混同し、今日
まで自民党50年支配の下で「温存」されている事を、その遺伝子を引き継ぐ
自衛隊員や公安警察関係者そして日本人は忘れるべきでない。

 そして、こうした状況を、アメリカや韓国、中国といった諸外国の「イン
テリジェンス」が自らの利益となるように「利用」して、再び日本に対して
「情報戦」を挑み、それに勝利して、日本を追い詰めようと画策しているこ
とを忘れるべきでない。
285名無しさん@6周年:2006/05/05(金) 14:03:36 ID:F8Z19qgZ0
靖国参拝と日本に隠れた戦後ファシズム2-2

こうした、「靖国神社」をシンボルとする「愛国心」という名に隠された
「武士道精神」なる「封建思想」や「反共産主義」という名に隠された戦前
の「防共思想」や「ファシズム」、「反米主義」の思想は、日本が世界第2位
の経済大国に発展した今、もはや日本のみの問題でなく、世界の問題なので
ある。

 このような思想は古き良き、戦前の日本を憧れる、反米アジア独裁政権の
原型であり、例えば軍事政権として非難されている、ミャンマーではいまだ
に日本の軍歌である「軍艦マーチ」が軍内で使用されている。

 また北朝鮮における金日成体制も大日本帝国下の朝鮮統治で教育され、採
用された、朝鮮人が体制の構築に寄与し、現在に至っているのである。例えば、北朝鮮の金正日総書記の夫人のなかで、もっとも寵愛を受けてい
た高英姫は大阪市生野区鶴橋で生まれ、日本で教育を受けている。

 山崎拓自民党副総裁との盟友であり、40年に渡ってインドネシアを支配し
たスハルト元大統領もそうした例の一人である。

 韓国で軍事クーデーターを起こし、金大中ら民主活動家を弾圧し、独裁政
権体制を構築した朴正煕大統領は、日本の陸軍士官学校を主席で卒業してい
る。
286名無しさん@6周年:2006/05/05(金) 14:06:48 ID:F8Z19qgZ0
靖国参拝と日本に隠れた戦後ファシズム2-3

自民党が結党50年を迎え、そのうち49年間もの間、政権の地位にとどまり続け
たという、他の先進国ではありえない状況が続き、戦後日本の民主主義のあり
方が問われる中で小泉純一郎総理大臣は誕生した。そして、彼は、韓国や中国
の反発を受けながらA級戦犯が祭られる靖国神社に毎年参拝するという、戦後
初の快挙を成し遂げた。

 しかしながら、小泉純一郎の靖国参拝は戦後、日本に一環して温存されてき
た「反共産主義」の名を借りた「ファシズム」の思想、すなわち「日独伊防共
協定」の「防共」の文字に示されているように、「反共産主義」の思想であり
、「反共産主義」の名の下で民主主義を抑圧し軍部独裁への道を開いた「治安
維持法」と同じ発想が、自民党全体に覆われ、自民党が戦後主張した「平和主
義」思想は、日本があたかも反省したかのように世界で振るまうことで「日本
を経済発展」させ、再び対決する力を蓄えるための「方便」に過ぎなかった事
を世界に示すこととなった。

 このような姿勢は、日本と中国や韓国との間で、「首脳会談」すらも成立し
ない「外交の断絶関係」を生み出しただけでなく、「日米関係」すらも潜在的
に悪化させている事を日本人は理解すべきである。