オウム真理教松本智津夫被告(51)=1審死刑=の控訴棄却を決定した東京高裁の訴訟指揮と、
松本被告の訴訟能力を認めた精神鑑定を不当として、松本被告の二女、三女らは29日までに、
国と鑑定を担当した西山詮医師に計5000万円の損害賠償を求める訴訟を東京地裁に起こした。
提訴は25日付で、原告には弁護人2人も加わっている。弁護団が東京都内で29日に開いた集会
で明らかにした。
訴状で原告は、東京高裁の訴訟指揮を「控訴趣意書の提出を妨害するため、提出予定の前日に
突然控訴を棄却した」と批判。また西山医師は「被告と3回しか面会しておらず、訴訟能力ありの
結論を導くためだけに鑑定に臨んだ」などと主張している。
西山医師は「訴えの内容を聞いておらず、お話しすることはない」と話している。
ソース
共同通信
http://flash24.kyodo.co.jp/?MID=KNG&PG=STORY&NGID=soci&NWID=2006042901003811