・岐阜県中津川市で中学二年生の女の子が殺害された。殺人容疑で逮捕されたのは同じ中学を
卒業した高校一年生の少年。大人顔負けの子ども同士の“交際”は今、どうなっているのか。
■グループの中で恋愛関係も完結
清水さんと逮捕された少年は七人の仲良しグループのメンバーだった。二人ともネットで
日記を書いていたが、特定の友人の名前が頻繁に登場し、恋愛関係も内輪で完結していた
感が強い。少年は中学時代、一歳年上の少女と交際し、二年生の時に子どもをもうけている
という。大人の知らない世界で、濃密な人間関係を築く少年少女たち。
子どもたちの生活実態にくわしいジャーナリストの速水由紀子氏は「東京や大阪といった
大都市にいる子どもたちより、地方の衛星都市のような地域で、こうしたグループ交際的な
関係を持つ子どもたちは多い。その場合、性的交渉の場面は必ず付きまとう」と強調する。
■急接近の道具にメールやブログ
産婦人科医の赤枝氏は「実際に性交渉しないまでも、女子小学生がテレホンクラブに電話
して援助交際の交渉するぐらいは当たり前。中学校で千円、二千円で同級生にセックスさせる
女の子もいる。都会では低年齢の性交渉はゲーム感覚だ」と性的接触の低年齢化に嘆息する。
「いまどき中学生白書」という著書もある元女子少年院法務教官の魚住絹代氏は「学校を
サボり、夜遊び、やがて家出して…といった段階で遊び場や泊まる場所を求めて少年、
少女らがグループ化することはある」とした上で、「最近はメールやブログが大きな役割を
果たしている。以前は近づくのに時間がかかるあこがれの先輩でも、メールなどなら口で
言えないことも言える。会っているような気になり急接近した関係になりやすい」と分析する。
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>>2-10につづく)