★インスタントで全“麺”戦争…全国から百種以上 ラーメン激戦区・中野
・有名店がひしめくラーメン激戦地、東京・中野にインスタントラーメンを専門に扱う前代未聞の
ラーメン店が誕生し、話題となっている。全国各地から集めたラーメンは100種を超え、
中には一度に3杯も食べていく猛者もいるとか。
一見、普通の小さなラーメン店と変わらないのれんをくぐると、壁や棚にインスタントラーメンが
ズラリと並ぶ。店主の竹中さくらさん(40)は「今のところ100種ちょっとぐらい。もうすぐ、棚を
作ってもっと種類を増やす。お客さんは行列ができるほどではないが、結構入ってます。
特に夜が忙しい」と評判は上々のようだ。
販売網が西日本中心で関東地方ではなかなか手に入らない徳島製粉(徳島市)の
「金ちゃんラーメン」を注文すると、あっという間に煮タマゴとほうれん草、メンマがトッピング
されたアツアツのラーメンが出来上がり。少年時代に食べた懐かしい味がそのままに
再現された。
店で注文できるラーメンはすべて袋入りのインスタントめん。カップめんは「お店で出しても
お金の取りようがないでしょ」(同)と扱っていないが、「ラーメンに入るチャーシューと煮タマゴは
手作り。水もこだわりがあって、富士山のものを使っている」というから、味はインスタントと
侮るなかれ。
価格は「チャルメラ」や「サッポロ一番」といった全国発売されているメジャーなものが280円、
地方限定の“ご当地ラーメン”は340円。さらにインスタントラーメンの元祖、日清食品の
「チキンラーメン」はタマゴ付きで180円と超リーズナブル。
「最近は1杯1000円なんてラーメンも出てきているが、その人の味覚によって味は違って
くるもの。うちはこれだけ選べてこの値段。最高は一度に3杯食べた人もいる。それでも
1000円でお釣りが来るよね」(竹中さん) (抜粋)
http://www.zakzak.co.jp/top/2006_04/t2006042402.html