http://www.sanspo.com/geino/top/gt200604/gt2006042102.html 讃岐うどんのメッカ、香川県で撮影中の映画「UDON」(本広克行監督、8月26日公開)が
「第59回カンヌ国際映画祭」に“出店”することが20日、分かった。映画祭近くのパーティー会場を拝借し、
海外スターや映画関係者を“未知なる味”でつろうというもの。主演のユースケ・サンタマリア(35)、
ヒロインの小西真奈美(27)の渡仏の可能性もある。“コシの強い”デモンストレーションで、
狙うのは、海外配給だ。(中略)
本広監督と「踊る大捜査線」シリーズでコンビを組んだフジの亀山千広プロデューサーが企画。「そもそも
タイトルをローマ字表記にしたのは海外マーケットを意識したから」と同氏。「欧米人にとって、ずるずると
うどんをすすること自体がカルチャーショック。最近の米国の和食ブームもあり、売り込んでみようと思った」
と語った。
もともと映画祭期間中に、同局製作の2006年ラインアップを海外バイヤーらにアピールする
パーティーを開催する予定で、その会場で「UDON」のダイジェスト版を上映しつつ、日本から持ち込んだ
約200−300食のうどんを食べてもらおう、というもの。
関係者によると、うどんは冷凍で、カレーうどん用にカレーも持ち込むなど本格的。微妙なダシ加減の
調整のため、職人を連れていく計画もあるという。さらに、亀山氏は「都合がつけば、ぜひキャストも
現地に行って欲しい」と話しており、開催日の5月20日に主演のユースケ、小西をはじめ、他の共演者が
カンヌ入りする可能性もありそうだ。
この日、ロケ地の香川・丸亀市で製作発表に臨んだユースケは、現地入りして1カ月。「撮影も含めると
30から50玉は食べてますかねぇ。胃下垂ですよ、もう。朝から起きぬけで3玉くらいむさぼり食うシーンが
あるから…」とげんなりしてみせたが、あくまでポーズ。「うどんでどんどん元気になーれ!」と即興の
ダンスまで披露し、「最高傑作ができると思います」と自信を見せていた。