★移転経費問題打開へ 長官訪米
額賀防衛庁長官は、在日アメリカ軍の再編問題で、沖縄の海兵隊のグアムへの
移転経費の日米の負担割合をめぐって調整が難航していることから、アメリカを
訪問してラムズフェルド国防長官と直接協議し、事態の打開を目指す方針を固めました。
在日アメリカ軍の再編問題で、政府は今月中に最終報告の取りまとめを目指しています。
しかし、沖縄の海兵隊8000人とその家族のグアムへの移転する経費をめぐっては、
アメリカ側がおよそ100億ドル、日本円にして1兆2000億円と試算し、
そのうちの75%を日本側に求めているのに対し、日本側は沖縄の負担軽減を
実現させるためにも応分の費用負担には応じるものの、海兵隊の移転に直接かかわりのない
費用は認められないとしており、日米間の負担割合をめぐって調整が難航しています。
このため、額賀防衛庁長官は、みずからアメリカを訪問してラムズフェルド国防長官と
会談し、事態の打開を目指す方針を固めたものです。額賀長官は、小泉総理大臣と会談して、
これまでの経緯を報告するとともに、アメリカ訪問について説明しました。
そして、早ければ21日、アメリカに向かう方向で日程の調整を進めることにしています。
NHK
http://www3.nhk.or.jp/news/2006/04/21/k20060420000183.html