★リンチ国賠訴訟控訴へ 「親の責任」を争点に
・少年グループにリンチを受けた末に殺害された上三川町の会社員須藤正和さん(当時
19歳)の父、光男さん(55)が17日、主犯格だった元少年の親の監督責任を否定した
1審・宇都宮地裁判決を不服として東京高裁に控訴する方針を決めたのは、正和さんの
死を無駄にしたくないという一貫した思いからだ。
光男さんはこの日、弁護団と、控訴方針を確認した後、読売新聞の取材に対し、「争うのは
賠償金ではなく、親の責任という点だけだ」と述べた上で、「提訴した思いを途中であきらめる
わけにはいかないし、監督責任をきちんと問うことで、新たな少年犯罪をなくせるはずだ」
と強調した。
1審判決は、県警の捜査ミスと殺人の因果関係を全面的に認めて県と元少年2人に賠償の
支払いを命じたが、主犯格少年の親の責任は認めなかった。判決は、親が当時19歳の
元少年の行動を監督することは「現実的には著しく困難だった」としており、親の責任を
認めさせるのは厳しい戦いも予想される。
だが、光男さんは、主犯格だった少年に親が車を買い与えたことに触れ、「その時点で
行動範囲も広がるのだから、親はその行動を普通の子ども以上に把握すべきだった。
予見可能性もあった」と訴えている。
一方、この事件では、原告と、共犯少年の親2組は元少年とともに計4000万円を支払う
ことで、和解が成立するなど親の監督責任については同じ事件で“ねじれ”が生じている。
http://www.yomiuri.co.jp/e-japan/tochigi/news004.htm ※事件概要
・至近距離から火炎放射、「熱湯コマーシャル(最高温度の熱湯かけ)」…皮膚はただれ、腐敗。
容赦ない暴行。金を引き出させて犯人らは豪遊。リーダー格は殺害など仲間にやらせる。
・犯人たちは「15年逃げきれば時効になる」とビールで乾杯。
・警察は父親に「息子はおもしろおかしく遊んでるんじゃないの?」と言って動かなかった。
・リーダー格の父親は栃木県警の係長。
・犯人らは、被害者が父にかけた電話に出た警官の言葉がもとで、殺意を持った。
・裁判で「彼女と一緒に、須藤君の分まで長生きしたいです」発言。
※まとめサイト、関連スレは
>>2-4あたりに。