>>348を立ててくらさい
妊娠31週、赤ちゃんの蹴りにも少し慣れた頃。
駅前の婦人科クリニックで妊婦検診を受けており、
もうすぐ里帰り予定。
ダンナの帰りは遅く、今日も一人で夕食の用意の後TVなど見ておりました。
すると、突然「ばしゃっ」と水が漏れる感じ。
これは噂に聞く破水に違いないと、クリニックに電話をするも誰も出ない。
とりあえず119番、近くの私立総合病院の救急外来へ。
ところが産科医はオンコールでなかなか来ない。
救急外来には男性看護師しか居ない。
他の病院へ行くの?どうするの?とパニくっていると、
男性看護師がテキパキとモニターを付け出した!
すると赤の心音は、素人が聞いてもわかるほど、ゆっくり、ゆっくり…
赤ちゃんが危ない!そう思いました。不安におののく中、
男性看護師が私に言いました。
「申し訳ないのですが、内診させていただけませんか?
もちろん助産師の資格は持っています」
怖さのあまりOKしました。もちろん女性看護師の方も立ち会ってくださいました。
内診の結果は、臍帯脱出。
すぐさま麻酔科医にも連絡を取り、手術室へ・・・
オンコールの産科医が現れたときには、もう、切るだけの状態になっていました。
その間ずっと男性看護師さんは赤ちゃんの頭を抑え、赤ちゃんの命を保ってくれていました。
帝王切開の結果赤ちゃんは幸いすぐに泣いてくれて、
今はICUにおっぱいを持って毎日通っています。