★「2ch」でたたかれても安全安心のプロバイダー目指す――ぷららの中岡聡パートナー
――ウィニー排除とは、ずいぶん思い切った手を打ちましたね。
「2003年に『ウィニー』や『WinMX』などのファイル交換ソフトの通信量が一定以上に
達した場合に、ネットへの接続速度を遅くする規制を実施しました。当時はファイル交換
ソフトの通信が全体のトラフィックの6−8割にもなっていた。ファイル交換ソフトを使って
いるのは全体の数%に過ぎず、そのために他の人の通信状況に影響が出るのは好ましく
ないと判断したためです」
――ウィニーの通信だけをどのようにして止めるのですか。
「ウィニーの通信には特定のパターンがあります。専用の装置を導入して、利用者の通信
パターンを解析し、ウィニーの通信を受け付けないようにします。通常の利用者に影響を与え
ないようにする必要もあるので、それなりの処理能力を持つ装置が必要で、費用もかかります」
――ウィニーを使いたいと思う人は、別のプロバイダーに移ってしまう。営業上の問題もあるのでは。
「2003年からファイル交換ソフトに対する規制をかけているので、ウィニーのヘビーユーザーは
ぷららにはいません。現状のトラフィックに占めるウィニーの割合は2割弱程度。ウィニーを
使いたい人が、他のプロバイダーに移るとしてもそれは仕方ありません。ぷららとしては、今回の
規制はサービススペックの変更と位置づけているので、もちろん入会する際に利用者に見せる
項目に記載します。既存会員が他のプロバイダーに移るとしても(退会ではなく)解約手続きを
とってもらえれば、メールアドレスを無償で残せます。送信はできないが受信はできます。また
再び契約してもらえば、解約前と同じように使うことができます」
「2003年に規制をかけた時は巨大掲示板『2ちゃんねる』でいろいろと批判もされた。今回も
批判されるでしょうが、ウィニーを通じて情報が流出する危険がない“安全安心”のプロバイダーを
目指してやっていきます」(抜粋)
http://it.nikkei.co.jp/security/special/winny.aspx?i=20060327ca000cw ※前:
http://news19.2ch.net/test/read.cgi/newsplus/1143431849/