【ニセ科学シンポ】血液型性格診断など議論 愛媛大で開催へ…日本物理学会

このエントリーをはてなブックマークに追加
1バッファロー炊飯器φ ★:2006/03/29(水) 11:05:33 ID:???0
★<ニセ科学シンポ>血液型性格診断など議論 愛媛大で開催へ

 「ニセ科学」について議論するシンポジウムを、日本物理学会(佐藤勝彦会長)が30日、
愛媛大学(松山市)で開く。血液型による性格診断など、社会に広く受け入れられている
「科学的に見える非科学」にどう対応すべきか考える初の取り組みだ。

 シンポジウムを提案した田崎晴明・学習院大教授(統計物理学)によると、科学的に
明確に否定されているのに「科学らしく」宣伝されている事柄をニセ科学と呼ぶ。
検証が待たれる理論は別にして、ニセ科学は科学らしさを装った偽物という解釈だ。
 シンポジウムでは、個別の事象について「本物か偽物か」を議論することはしない。
こうした事象が信じられるのはなぜか、専門家としてどう対応することが適切かを話し合う。

 社会では血液型性格診断が差別を生んだり、さまざまな「科学的効能」をうたう
水や家電が高価格で売られている。田崎教授は「ニセ科学が道徳の授業で教えられた
例もあり、物理学者として見過ごせない。科学的な考え方よりも『これは正しい、これはウソ』
という知識として理科が教えられており、ニセ科学を見極める判断力や批判精神が
育ちにくいことも問題だ」と指摘する。

 シンポジウムは春の学会の一行事のため、学会への参加登録を済ませた人だけが参加できる。

毎日新聞 http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20060329-00000027-mai-soci