★女子高生に強制わいせつの被告に無罪
・酒に酔った女子高校生を自宅で乱暴したとする強制わいせつ罪で懲役3年を求刑
された島根県安来市の男性会社員(23)に、松江地裁は28日「犯罪の証明がない」
として無罪を言い渡した。
物証がなく、会社員と女子高生双方の供述の信用性が焦点になった。飯島健太郎
裁判長は判決理由で「女子高生は被害者意識を強め、断片的な記憶を基に供述して
おり信用性に疑いがある」とする一方「会社員は捜査段階から犯行を一貫して否定し、
自己に不利益な点も供述。不合理な点も見られない」と述べた。
弁護側は「飲酒や会社員宅での宿泊は女子高生の判断によるもので、強制して
いない」と、無罪を主張していた。
会社員は昨年6月、酒に酔った16歳の女子高生に自宅でわいせつ行為をしたとして
強姦(ごうかん)未遂容疑で逮捕、8月に強制わいせつ罪で起訴された。
松江地検の佐藤洋志次席検事は「意外な判決に驚いている。上級庁と協議の上、
対応を決めたい」と話した。
http://www.nikkansports.com/general/f-gn-tp0-20060328-12530.html