★運転記録装置を義務付け 列車事故防止で新技術基準
兵庫県尼崎市のJR福知山線脱線事故などを受け国土交通省は24日、鉄道の
すべての列車に対し、運転状況を自動的に記録する装置の取り付けなどを義務
付けることを決めた。新しい列車には2年後から適用、主要路線には10年以内の
整備を求めている。
記録装置は時間と速度、ブレーキ使用状況などを自動的に残す仕組み。事故を
起こした列車の運転状況について記録装置を使い再現しやすくすることで、事故の
原因究明や再発防止に役立てるのが狙いだ。
併せて、(1)運転士に失神や居眠りなどの異常が起きた際に列車を自動的に
止める装置(2)曲線や分岐点で速度超過を防ぐ列車自動停止装置(ATS)−など
の設置も義務付ける。鉄道の技術基準を定める国交省令を改正し、同日公布した。
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20060324-00000281-kyodo-soci