【鉄道】消える「秘境」張碓駅、101年の歴史に幕 「作った経緯はよくわかっていない」…北海道・小樽[03/18]

このエントリーをはてなブックマークに追加
1試されるだいちっちφ ★:2006/03/19(日) 03:13:55 ID:???0
★消える「秘境」張碓駅 ダイヤ改正で廃止、ファンから惜しむ声も

 【小樽】JR函館線の朝里−銭函間にある張碓(はりうす)駅(小樽市)が、十八日の
ダイヤ改正に合わせて廃止され、百一年の歴史に幕を下ろした。列車が止まらないうえ、
日本海と断崖(だんがい)に挟まれている駅周辺の地形から「秘境駅」として知られた
だけに、鉄道ファンから廃止を惜しむ声も聞こえる。
 JR北海道が十八日の改正で廃止した駅は、張碓と学園都市線の中徳富(空知管内
新十津川町)、室蘭線の旭浜(渡島管内長万部町)など七駅。張碓駅は一九○五年
(明治三十八年)、道内初の鉄道の手宮(小樽)−札幌間に、海岸沿いの新駅として
誕生した。同社は「鉱石採掘の目的でつくったようだが、経緯はよくわかっていない」と
説明する。
 張碓地区の集落から二キロも離れ、住民利用はほとんどなく、普通列車も大半が通過
していたが、磯浜の海水浴場が広がるため、一九九○年から七−八月の夏季限定停車
になった。最盛期には一万人以上が利用していたが、線路と海岸が隣接し、安全面の
問題が解消できなかったことから、九七年に閉鎖した。これに伴い、列車が一本も止まら
なくなったが、それでも今年三月号の時刻表まで、札幌−小樽間に、「臨時」のマーク付き
で駅名を残していた。
 鉄道ファンの間でも、名残惜しさが漂う。車や徒歩では近付きにくく、自然の中に取り
残された無人駅は「秘境駅」と名付けられ、ネット上や本で、室蘭線の小幌駅(胆振管内
豊浦町)に並ぶ全国の代表格に挙げられていた。鉄道友の会道支部長の松居国男さん
(64)は「北海道らしい味わい深い木造の駅舎だった。時代の流れには逆らえませんね」
とぽつり。
 JR北海道は、解体作業用の道路を整え、駅舎を覆う雪が解ける春以降、取り壊す予定だ。

北海道新聞 2006/03/18 09:09  ※誤字2ch記者訂正
http://www.hokkaido-np.co.jp/Php/kiji.php3?&d=20060318&j=0025&k=200603172465
写真:ダイヤ改正で廃止された小樽・張碓駅=2002年1月
http://www.hokkaido-np.co.jp/Photo/20060318.200603172465.jpg