みずほフィナンシャルグループが2007年春の新卒採用者を2年連続
で過去最高の2000人超とする方向で調整に入ったことが21日、明らか
になった。
2000人のうち、総合職と一般職をそれぞれ約1000人ずつ採用する
計画で、総合職のうち金融の専門知識を持つ人材を育成する400人以上
の新たな採用枠を設ける。
みずほは02年春と翌03年春に1300人の新卒者を採用した。しかし、
不良債権処理などで03年3月期連結決算の税引き後利益が2兆円超
の巨額赤字となり、採用を手控えたため、04年春の採用は500人に
落ち込んだ。
その後、景気回復と不良債権処理の終結で業績が急回復したことから、
06年春の新卒採用は過去最高の2000人まで増やし、07年春も同規模
を採用することにした。
みずほは06年度中の公的資金完済にめどがついたことから、今後は
収益力を一段と強化する。金融商品やサービスを開発していくため、
総合職で証券、信託、国際業務など専門知識を持つ人材を育成する
400人以上の採用枠を設ける。
ソース(読売新聞)
http://www.yomiuri.co.jp/atmoney/news/20060222ib01.htm