【国際】ムハンマド風刺漫画問題でデンマーク企業大打撃…徹底した不買運動が拡大

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1諸君、私はニュースが好きだφ ★
 イスラム教の預言者、ムハンマドの風刺漫画をめぐるイスラム教徒の
抗議行動でデンマーク系の食品会社が徹底した不買運動の影響で危機的
な状況に陥っている。抗議行動は中東からアジアやアフリカに広がり、
イスラム教徒らの不買運動でも過去にない異例の規模だ。デンマーク製品
は中東地域から姿を消す一方、他の欧州系企業への余波も懸念され始めた。

 ムハンマドの風刺漫画はデンマークの有力紙、ユランズ・ポステンが
昨年9月に掲載し、イスラム教徒らがイスラム教への「冒涜(ぼうとく)」だ
として抗議行動を起こした。イスラム教徒らは偶像崇拝を禁じる一方、
預言者を自爆テロリストとして描いたことが反発を招いた。
 当初はデンマーク国内での抗議デモや中東各国がデンマーク政府と
同紙に謝罪を要求するにとどまっていたものの、デンマークのラスムセン
首相が先月末、公式に謝罪を拒否したため、イスラム教徒の抗議行動が
一気に過激化した。(中略)
 中東地域ではイスラム教徒らによる欧米製品の不買運動はめずらしく
ない。だが、これまでの反米、反イスラエルの感情とは違ってここまで
宗教的な憎しみを招いた例はない。デンマークの企業は同国政府に
解決策を求めているが、政府には事態を好転させる手立てはないのが
実情のようだ。
 BBCによると、不買運動のやり方も徹底しており、電子メールや携帯電話
のメールを利用して「首謀者ら」が大衆の間に草の根レベルで運動を広げ、
デンマーク商品を店頭で見かけたら排除させる強引さだという。不買対象
製品と購入代替製品のリストも完備しているといわれる。
 スーパーなどは攻撃を恐れてニュージーランドやトルコ、サウジアラビア
の製品を並べ、アーラの製品は中東地域のストアからはほぼ完全に姿を
消したという。一方、乳製品の製造、販売では欧州最大手のネスレ(スイス)
はデンマーク製というデマが流れることを懸念してサウジアラビアの新聞
から広告を撤退させた。

(以下略、全文はソース元でご確認ください)
ソース(FujiSankei Business-i)
http://www.business-i.jp/news/world-page/news/200602140001a.nwc