ライブドア上場子会社、グループ離脱を要求
ライブドアが51・72%出資する子会社で、サーバー運営のメディアエクスチェンジ(東証マザーズ上場、
本社・東京)が、ライブドアに対し、資本関係を解消してグループからの離脱を認めるよう求めていることが3
日、明らかになった。
メディア社は、ライブドアが保有するメディア社株を、ライブドアが取得した価格と同じ1株13万4200
円で第三者に譲渡するよう打診している。ライブドアによる証券取引法違反事件の発覚後、グループから離脱す
る動きが具体化したのは初めて。同様の動きが他の子会社に広がる可能性もある。
ライブドアは昨年12月、株式公開買い付け(TOB)と第三者割当増資を通じてメディア社株の51・72
%を取得し、資本・業務提携を結んだ。しかし、事件後、メディア社の信用力は低下し、大口取引先から契約を
打ち切る可能性も示唆されているという。
関係者によると、メディア社の経営陣は「要求が認められなければ、取締役全員の辞任も検討する」とグルー
プ離脱を強硬に求める方針だ。これに対し、ライブドアは、資本・業務提携を継続する意向を伝えるとともに、
メディア社が示した売却条件にも不満を示したという。このため、メディア社の吉村伸社長が来週にも、ライブ
ドアの平松庚三社長と会談し、株式売却を正式に要請する考えだ。
(2006年2月4日3時1分��読売新聞)
ソース:
http://www.yomiuri.co.jp/atmoney/news/20060204i101.htm