★北九州保険金殺人 3人を起訴
北九州市の保険金目的の殺人事件で、福岡地方検察庁小倉支部は、
車の転落事故を装って夫を殺害したとして、28日、妻と知り合いの
男2人を殺人の罪で起訴しました。調べに対し、藤田被告は殺害を
大筋で認めていますが、2人の男は殺意を否認しているということです。
起訴されたのは、いずれも北九州市の、無職藤田博美被告(42)、
藤田被告の知り合いで保険代理業の二宮啓介被告(47)、建設業の
森田剛志被告(49)の3人です。3人は、藤田被告を受取人とする
夫で郵便局員の明さん(当時43)の保険金をだまし取る目的で、
去年10月、明さんを助手席に乗せて藤田被告が運転する車を海に
転落させて殺害したとして、殺人の罪に問われています。
これまでの調べによりますと、藤田被告らは、事件の直前に、明さんに
睡眠薬入りの炭酸飲料水を飲ませたうえ北九州市内の飲食店で酒を飲ませ、
意識がはっきりしない状態にしたということです。また、犯行は、藤田被告が
計画し、二宮被告と森田被告はメールなどを通じて殺害場所や方法などを
具体的にアドバイスしていたということです。調べに対し、藤田被告は
保険金目的の殺害を大筋で認め、「2人に報酬を支払う約束をしていた」と
供述していますが、二宮被告ら2人の男は「本当に実行するとは思わなかった」
などと殺意を否認しているということです。
NHK
http://www3.nhk.or.jp/news/2006/01/29/k20060128000140.html