★トリノ五輪記念コイン販売好調 フィギュア注目で関心
来月10日開幕するトリノ冬季五輪を前に、五輪公式記念コインの売れ行きが好調だ。
全国の主要金融機関や一部百貨店を窓口に、23日から予約販売を始めたが、1週間
足らずで日本への割り当て分の計4500セットに迫る勢い。販売元である住友商事の
子会社「泰星コイン」(本社・東京)は当初予定を大幅に繰り上げ、金融機関での販売を
30日で終了することを決めた。
記念コインは、開催国イタリアの国立造幣局が鋳造し、同国政府が発行する金貨4種類
と銀貨6種類。金貨は表面にトリノの歴史建造物、銀貨はスキーなどの競技種目をデザイン
した。裏面はいずれも公式大会エンブレム。日本への割り当ては金貨が2000枚ずつ、
銀貨が2500枚ずつ。販売はセットで、金貨4種セット税込み27万3000円、銀貨6種
セット6万3000円。
当初は来月17日まで予約販売を続ける予定だったが、女子フィギュアスケートの安藤
美姫選手の地元・名古屋市に本店がある愛知銀行(107店)では26日までに金貨85
セット、銀貨67セットの計152セットが売れた。担当者は「アテネ五輪でも66セット止まり。
五輪記念コインの売り上げが3けたに達した記憶はない」と驚く。
泰星コインによると、販売は全国的に好調。割当数を超す恐れがあるため、30日で金融
機関での販売は終え、その後は自社販売などに限定する。同社は「女子フィギュアの選考
過程が注目され、五輪への関心が高まったからではないか」としている。
http://www.asahi.com/national/update/0128/NGY200601270007.html 《画像》販売好調なトリノ五輪の公式記念金貨セット=泰星コイン提供
http://www.asahi.com/national/update/0127/image/NGY200601270004.jpg