【国際】 "捕鯨反対"グリーンピース、クジラの死骸を日本大使館前に持ち込む…ドイツ★4

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419名無しさん@6周年
◆新聞などの論説委員への戦略

 新聞などの論説委員は、当初、なかなか捕鯨推進に傾きませんでした。報告
書は、その理由を「一般の日本人が日常口にすることのなくなった鯨肉を、国
をあげてまで守る必要があるのか、という疑問が浮かぶのだろう」と分析して
います。

 この論説委員を崩したのは、「捕鯨問題がクローズアップされた背後には、
ベトナム戦争での枯葉剤使用など、アメリカの非人道的おこないから目をそら
させようという米国の陰謀があった」という仮説。この仮説は捕鯨推進側が「
本当は、捕鯨はクジラ資源にとって危険なものではない。それは他の問題から
目を反らさせるための陰謀だ」と主張する際に、しばしば使われるものです。
平和運動団体でもあるグリーンピースは、捕鯨問題と軍備問題はそれぞれ独立
させて考えるべき問題であると受け止めていますが、残念なことにそうはお考
えにならなかった方も多かったようです。第一、会議工作は国会でも国家間で
も事実として常識であり、日本は稚拙な議会工作を恥じるべきであり、先方の
謀略だとするのは筋ちがいでしょう。

 報告書は次のように述べています。「それ以降、各紙の社説が日本の立場を
強く支持する内容に変わってきた」。捕鯨推進側の、マスコミへの食い込みは、
成功したと言っていいでしょう。