【国際】 "捕鯨反対"グリーンピース、クジラの死骸を日本大使館前に持ち込む…ドイツ★4

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418名無しさん@6周年
◆失敗した海外PR

 国際PR社が最初に計画したのは、海外に捕鯨を是認させるためのプロジェク
トでした。ターゲットは政府関係者・国会議員・報道関係者・オピニオンリー
ダーなど。この時点ですでに「反捕鯨団体にはアプローチしない」という方針
だったそうです。

 訴求ポイントは、(1) クジラは増えている、(2) クジラは日本の蛋白源、(3)
尊重すべき他民族の食習慣、の3点。しかし最初の訴求ポイントである「クジ
ラは増えている」が今に至るも立証できていないくらいですから、この海外PR
は失敗に終わりました。報告書は次のように述べています。「投入した活動量
に比べ、収穫できた果実は微々たるものだった」。

◆しかし国内PRは成功した

 海外PRの失敗を踏まえて、日本捕鯨協会と国際PR社は戦略の練り直しを行い
ます。そこで最優先されたのが「国内の世論固め」。戦略として採用されたの
が「(新聞等の)論説委員を巻き込む」「オピニオンリーダー(文化人)を組
織化する」の2点でした。
 これらのPRは「まずい」とされ消費が低迷していた鯨肉に「伝統食品」とし
ての新たな付加価値をつけ世論を「捕鯨推進」に向かわせたほか、消費動向を
変化させるという反射的効果も招いたようです。