【スイス】LSDを発見し「初体験」したホフマン博士、満100歳に(写真あり)

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1諸君、私はニュースが好きだφ ★:2006/01/20(金) 15:43:39 ID:???0
 カビが産生する物質の研究中にリゼルグ酸ジエチルアミド(LSD)を
見つけ、自ら試して強い幻覚作用があることをつきとめたスイスの化学者、
アルベルト・ホフマン博士が11日、満100歳の誕生日を迎えた。博士は
現在、元気で健康な生活を送っており、幻覚発現物質に関する国際会議
への出席も計画している。
 LSDは、強い幻覚を起こす合成麻薬として知られており、色彩に富んだ
幻視が特徴的。世界各国で規制対象となっている。

 ホフマン博士は1938年、当時所属していた製薬会社で、麦につくカビ
の一種「麦角菌」が生成する麦角アルカロイドの研究中にLSDを発見した。
43年4月、指についたLSDを偶然口にしたところ、幻覚症状を経験。3日後
に量を増やして服用し、LSDに幻覚作用があることを発見した。
(中略)
 ホフマン博士は同僚らと何度もLSDを試し、その効果から精神病理学
の研究に応用できると判断。特に、心に抱える問題や葛藤を外にはき出す
ことから、統合失調症などの精神病の治療に役立つと考えた。
 LSDは60年代、米ハーバード大学のティモシー・リアリーによる、LSD
を使った宗教研究や芸術の創造性刺激運動をきっかけに広く知られる
ようになり、多くのロック・ミュージシャンや芸術家が使用し、作品に様々な
影響を与えた。
 しかし、LSDの幻覚症状によって、殺人を犯したり窓から飛び降りる
人々が現れたほか、長期的に摂取した場合に精神的な損傷があることが
判明。米国が66年に使用を禁止し、各国がこれにならって、各地で規制
対象薬剤となった。
 LSDの規制措置にホフマン博士は、「これは薬として作ったものだ」と
反論。「LSDの悪用や誤用は、自分の責任ではない」と述べている。
また、医学研究のための使用については規制を緩和するべきだと、長年
にわたって主張し続けている。

ソース(CNN) http://www.cnn.co.jp/fringe/CNN200601200009.html
写真(LSDの幻覚作用を発見したアルベルト・ホフマン博士)
http://www.cnn.co.jp/fringe/images/CNN200601120019.jpg