外国籍児童の教育や国際交流に携わる人たちのための日本語ボランティア
セミナー「外国籍児童の学習と心理的支援」(浜松国際交流協会など主催)が
十四日、アクトシティ浜松コングレスセンターで開かれた。セミナーは十五日
まで行う。
浜松市の外国人市民は三万人を超え外国籍児童の学習支援や心の
支援が大きな課題となっているため、教育の場で必要な知識や技術の
習得を目指す。県内や愛知県などの日本語ボランティア、国際交流団体、
学校教諭ら約百八十人が参加した。
基調講演では東京女子大現代文化学部の西原鈴子教授が、
コミュニケーションできず文化や価値観の違いに戸惑う外国籍の
子どもたちの現状を紹介。ブラジル国籍を持つ静岡文化芸術大
文化政策学部のイシカワ・エウニセ・アケミ助教授は自らの学生時代を
振り返り、日本とブラジルの教育事情の違いについて講演した。各団体
の活動をパネルで紹介した別室では交流会も行われた。
十五日は、外国籍児童が抱える悩みや問題をいかに解決するかを
テーマに、ブラジル出身の浜松北高二年カミラ・コウチさんや、浜松の
フィリピン人女性団体会員で、中学生と小学生の子を持つ高井マリー
さんらがパネル討論を行う。学習指導のノウハウやカウンセリングなどを
テーマとした分科会も開かれる。
ソース(中日新聞 in しずおか)
http://www.chunichi-tokai.co.jp/00/siz/20060115/lcl_____siz_____001.shtml 写真
http://www.chunichi-tokai.co.jp/00/siz/20060115/t2.jpg