★国民年金保険料 都内で強制徴収急増 差し押さえ全国の8割
・国民年金保険料の納付率アップを目的として、東京都内の三十すべての社会保険事務所が
三万人に上る長期未納者に対し強制徴収に乗り出し、本年度は昨年十二月末までに
百七十五件の銀行預金などを差し押さえていたことが十二日、明らかになった。全国での
差し押さえ件数の八割を占める。もともと大都市部には「フリーター」など未納者が多いことに
加え、都内で強制徴収業務を一気に強化したためとみられる。
東京社会保険事務局によると、強制徴収の対象となっているのは、二十歳以上の自営業者や
学生、フリーターなど「1号被保険者」のうち、保険料を二年以上支払っておらず、電話や書面に
よる催促にも支払う意思を示さなかった人たち。
昨年四月から十二月末までに、都内で強制徴収を前提に出される「最終催告状発行件数」は
前年度の約十一倍にあたる三万三千件に達した。二〇〇四年度の差し押さえ件数は二十二件だった。
社会保険庁によると、全国での強制徴収対象は本年度では十四万件に上る。銀行預金などの
差し押さえは約二百十件(昨年十二月末現在の速報値)で、都内の差し押さえ件数の多さが目立つ。
東京社会保険事務局の担当者は「今年、急に未納者が増えたわけではない。もともと若者を中心に
未納者が多い状況が継続している状態で、徴収業務に重点的人員を配置するなどした結果だ」
と分析する。
社会保険庁の調べでは、本年度(昨年十一月末時点)の保険料の納付率は全国平均が62・4%
なのに対し、東京都は57・0%。前年比で伸び率は全国平均1・6ポイントに対し東京都は1・0
ポイントで、全国四十七都道府県中四十一位だった。
月々一万三千五百八十円の保険料を納めない期間が一定以上継続すると、万が一事故に遭い
重い障害を負った場合でも、障害基礎年金が支払われない場合がある。また、収入が少ない場合、
市区町村に申請すれば納付が免除(納付猶予)される制度もある。
http://www.tokyo-np.co.jp/00/sya/20060113/mng_____sya_____014.shtml ※前スレ:
http://news19.2ch.net/test/read.cgi/newsplus/1137117600/